【陸上】日本選手権2日目:田中希実が女子1500mで3連覇達成…世界陸上の日本代表に内定

第106回日本陸上競技選手権2日目で、田中希実が女子1500mで3連覇を達成。オレゴン2022世界陸上競技選手権の日本代表に内定した。女子400mは松本奈菜子、男子400mは佐藤風雅、男子1500mは飯澤千翔が優勝。男子400mHでは黒川和樹が翌日の決勝進出を決めている。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
Nozomi Tanaka
(2022 Getty Images)

オレゴン2022世界陸上競技選手権大会の日本代表選手選考競技会を兼ねる第106回日本陸上競技選手権大会(大阪府大阪市・ヤンマースタジアム長居)は6月10日に2日目を迎えた。女子1500mでは田中希実(豊田自動織機)が3連覇を達成。世界陸上の日本代表に内定した。

田中はレース後のフラッシュインタビューで「すごくほっとしています」とコメント。「少し位置取りがうまくできなくて焦った」としつつ、「余裕は持ちながら、集中してレースを走る抜けることができた」と振り返った。

すごくほっとしています。少し位置取りがうまくできなくて焦ったのですが、余裕は持ちながら、集中してレースを走る抜けることができたと思います。世界のラストに対応できるようなラスト1周を意識しました。今回(の走りで)、競り合う形になった時に勝ちきれたかはわからないですけど、(集団から抜け出して)1人になった時も自分のペースで走りきれました。まずは1500mの権利を取ることができたので、無駄にしないようにしたいです。

女子1500m結果

  1. 田中 希実(豊田自動織機)4:11.83
  2. 後藤 夢(豊田自動織機)4:15.65
  3. 道下 美槻(立教大)4:16.55

そのほかのトラック種目では女子400mは53秒03の松本奈菜子(東邦銀行)が優勝。男子400mは佐藤風雅(那須環境)が45秒49で制した。男子1500mは飯澤千翔(東海大)が3分42秒82で優勝している。

女子400m結果

  1. 松本 奈菜子(東邦銀行)53.03
  2. 小林 茉由(J.VIC)53.45
  3. 久保山 晴菜(今村病院)53.67

男子400m結果

  1. 佐藤 風雅(那須環境)45.49
  2. 川端 魁人(中京大クラブ)46.00
  3. メルドラム・アラン(東京農業大)46.05

男子1500m結果

  1. 飯澤 千翔(東海大)3:42.82
  2. 飯島 陸斗(阿見AC)3:43.17
  3. 森田 佳祐(SUBARU)3:43.21

男子400mHは予選を実施。すでに参加標準記録を突破している黒川和樹(法政大)が11日の決勝に進んだ。準決勝を行った女子100mHでは青木益未(七十七銀行)らが翌日の決勝に駒を進めている。

今回の日本選手権は、オレゴン2022世界陸上競技選手権大会の日本代表選手選考競技会を兼ねており、世界陸上の参加標準記録を有効期限内(本大会以外でも可)に突破した上で、3位以内となれば内定となる。

特設サイト:第106回日本陸上競技選手権大会(日本陸上競技連盟)

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