英リバプールで開催中の世界体操競技選手権が最終日を迎えた11月6日、種目別決勝・男子跳馬、女子平均台に続き、男子平行棒の決勝が行われ、神本雄也が6位となった。優勝は東京2020オリンピックの同種目で金メダルを獲得したゾウ・ジンユアン(中華人民共和国)。
続いて行われた女子ゆか決勝で、リザーブとなっていた予選10位の宮田笙子が急遽出場。東京2020のこの種目で金メダルを獲得したジェード・キャリーや、今大会の個人総合1位のレベッカ・アンドラーデ、地元ファンの大きな声援を受けた双子のガディロワ姉妹(英国)が出場する中、金メダルは個人総合で銅メダルを獲得したジェシカ・ガディロワの手に渡った。宮田は8位。
また、13.833点をマークしていたキャリーの得点が見直され、13.733点となった結果、アンドラーデとキャリーが同点となり、ともに銅メダルを獲得した。
今回の大会の最後の種目となったのが種目別・男子鉄棒で、日本からは予選を通過した橋本と神本が決勝に出場。個人総合で橋本に続き2位となった中華人民共和国のチャン・ボヘンらも決勝に名を連ねる中、前回大会の同種目で銅メダルを獲得したブロディ・マローン(アメリカ合衆国)が金メダルを勝ち取った。橋本は2位、神本は7位。
橋本は「悔しい気持ちもあるが、連戦の中、怪我なく終われたことはすごくよかった」とし、「この疲れがある中でベストを出すことの準備を来年に向けて、そしてパリに向けてしていきたいと思います」と語った。
男子平行棒、決勝の結果
- ゾウ・ジンユアン(中華人民共和国)16.166
- ルーカス・ダウザー(ドイツ)15.500
- カルロス・ユーロ(フィリピン)15.366
- フェルハット・アルカン(トルコ)15.066
- ホシマル・オーランド・カルボ・モレノ(コロンビア)14.966
- 神本雄也(日本)14.900
- ジャーニ・レジーニ・モラン(英国)14.733
- ジョー・フレーザー(英国)14.700
女子ゆか、決勝の結果
- ジェシカ・ガディロワ(英国)14.200
- ジョーダン・チャイルズ(アメリカ合衆国)13.833
- レベッカ・アンドラーデ(ブラジル)/ ジェード・キャリー(アメリカ合衆国)13.733
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- ナオミ・フィサー(オランダ)13.666
- マルティナ・マッジョ(イタリア)13.533
- ジェニファー・ガディロワ(英国)13.166
- 宮田笙子(日本)13.066
男子鉄棒、決勝の結果
- ブロディ・マローン(アメリカ合衆国)14.800
- 橋本大輝(日本)14.700
- アルトゥール・オヤカワ・マリアノ(ブラジル)14.466
- スン・ウェイ(中華人民共和国)14.433
- チャン・ボヘン(中華人民共和国)14.400
- イリアス・ジョージウー(キプロス)14.300
- 神本雄也(日本)14.166
- タイソン・ブル(オーストラリア)13.766
日本代表
体操競技
29日 10月 - 6日 11月
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