【体操】世界選手権男子個人総合:初Vの橋本大輝「自分の体操をできたことが勝因」

第51回世界体操競技選手権大会(世界体操リバプール2022)は現地時間11月4日、男子個人総合決勝を実施。橋本大輝が金メダルに輝いた。「多くの人に支えられた」と関係者への感謝を述べた上で、パリ2024など今後に向け「自分の体操をすること」の重要性を語った。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
daiki hashimoto
(Getty Images)

第51回世界体操競技選手権大会は現地時間11月4日、男子個人総合決勝が行われた。優勝はTokyo2020金メダルの橋本大輝。日本人選手では内村航平氏以来となる、オリンピックと世界選手権の両大会での金メダリストに輝いている。橋本は演技直後のインタビューで「嬉しいですし、ホッとしています」と心境を語った。

個人総合ではTokyo2020優勝後、2021年の世界選手権で準優勝。そして今大会で世界選手権初優勝を果たした。橋本はTokyo2020からの1年半を「しんどかった」と振り返る。

「オリンピック(のパフォーマンス)と比較してしまい全然動けず、自分が体操やっていてうまくいかない時期が長かった。今シーズンは怪我もあり良いパフォーマンスができなかったことが多かったが、いろいろな人に支えてもらい、この大舞台で結果を出すことができた。自分の中でいろいろなことがあり身体面、精神面どちらかがマイナスになることが多かった。体操で迷惑をかけ、いろいろな先生(コーチ)に支えられた。身体の面ではトレーナーの方、そして最後は家族が助けてくれたことが支えになった。今はいろいろな人に『ありがとうございました』と伝えたい」

来年、さらにはパリオリンピックが控える2024年に向けた決意も語った。

「今日の優勝の一番の要因は、自分の演技をすることだったと痛感した。このことを忘れずに、自分がぶれることなく、今後も頑張っていきたい」

結果:51st FIG Artistic Gymnastics World Championships

■第51回世界体操競技選手権大会

オリンピック開催年を除き、毎年開催される“世界体操”。2022年の第51回世界体操競技選手権大会(51st FIG Artistic Gymnastics World Championships)は現地時間10月29日から11月6日にかけ、イギリス・リバプールのM&Sバンクアリーナで開催される。

2大会ぶりに実施される団体では、3位までがパリ2024出場権を獲得。女子はアメリカ合衆国、英国、カナダ、男子は中華人民共和国、日本、英国がパリ2024出場権を得ている。

■日程・放送予定(日本時間)

開催地のイギリス・リバプールとの時差は10月30日までが-8時間(イギリス夏時間)、10月31日からは-9時間(グリニッジ標準時)となっている。

【放送予定】

10月29日(土)

  • 27:45- 女子予選(1-2班)

10月30日(日)

  • 18:45- 女子予選(3-6班)
  • 25:45- 女子予選(7-10班)※日本は7班

10月31日(月)

  • 18:45- 男子予選(1-4班)※日本は3班
  • 27:45- 男子予選(5-6班)

11月1日(火)女子団体決勝

  • CS:27:30-30:15

11月2日(水)男子団体決勝

  • 地上波:27:00-29:50

11月3日(木)女子個人総合決勝

  • CS:27:45-30:30 ※宮田、山田が出場

11月4日(金)男子個人総合決勝

  • 地上波 27:00-30:00 ※谷川航、橋本が出場

11月5日(土)種目別決勝1日目

  • CS:22:30-27:00

※男子:ゆか(橋本、土井)・あん馬(土井)・つり輪(神本)、女子:跳馬(宮田)・段違い平行棒

11月6日(日)種目別決勝2日目

  • 地上波:23:50-27:00(一部ディレイ)

※男子:跳馬(谷川航)・平行棒(神本)・鉄棒(神本、橋本)、女子:平均台(宮田、渡部)・ゆか

■日本代表

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