世界水泳選手権2023福岡大会は7月21日、女子3m飛板飛込の決勝、男子高飛込の予選および準決勝を行った。女子3m飛板飛込では三上紗也可が7位に入り、日本水泳連盟が定める規定をクリア。パリ2024の日本代表内定が決まった。
三上は前日の準決勝を3位で突破し、この日を迎えた。決勝でも最初の2本で首位に立ち、メダル争いをリード。しかし、3本目で4位に後退すると、逆転を狙った最後の5本目でも得点を伸ばせず、合計305.25点の7位で終えた。
「悔いの残る演技だったので、悔しい気持ちがいっぱいです。1年間やってきたことが無駄ではなかったと思いますけど、まだ足りなかったと思います」と振り返った三上。メダルには届かなかったものの、「個人種目決勝12位以内を内定とする」という規定を満たしたため、パリ2024の日本代表入りが内定。Tokyo2020から2大会連続でオリンピックへの切符を手にした。
男子高飛込は玉井陸斗、大久保柊の2人が出場。玉井は12位で準決勝進出、大久保は29位で予選敗退となった。続く準決勝で、玉井は3日前から痛みを抱えていた腰の状態が悪化。5本目の入水で反ってしまい、ぎっくり腰のような状態になったという。
「痛すぎる」という状態の中、「やりきらないといけない」という執念でラストの6本目を成功。7位で22日の決勝進出を決め、「ホッとした」と目に光るものを浮かべた。決勝で順位がつけば、三上同様にパリ2024の代表内定が決まる。回避するという選択もあるが、「できることはやらないといけない。頑張りたい」と出場する意向を示した。
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14日 - 30日 7月
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