第42回 大阪国際女子マラソン大会が2023年1月29日、12時15分スタートで行われる。12年ぶりに変更されたコースでは、日本記録の更新も期待されている。ここではパリ2024オリンピックの日本代表も争う注目の3選手を紹介する。
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安藤友香
日本人で最も優勝に近い選手が安藤友香だろう。出場日本人選手の中でトップとなる、2時間21分36秒の自己ベストを持っている。さらに、2017年に出したこの記録は彼女にとって初マラソンとなる名古屋ウィメンズマラソンでのもので、さらに初マラソンにおける日本歴代最高記録でもある。腕を大きく振らず、だらりと下げるフォームとともに、衝撃的なデビューを飾った。
マラソンでは叶わなかったものの、Tokyo2020オリンピックに10000mで出場。22位の成績を残した。それでも「本職はマラソン」と語り、視線の先にはパリ2024オリンピック出場を見据える。
目指すは初マラソン以降、更新できていない自己ベスト更新だ。
佐藤早也伽
2年連続での大阪国際女子マラソン出場となる。2022年大会は狙っていた走りができず、2時間24分47秒の6位という結果だった。それでも折れることはなく、9月のベルリンマラソンで自己ベストを更新する1分以上更新。2時間22分13秒の好記録をマークした。
さらなる成長を遂げ、リベンジを狙う今大会。「今年は先頭争いをしたい」「自己ベストを更新したい」と力強い言葉も残している。また、同じ所属先の新谷仁美が日本記録に迫る快走を見せたことも、いい刺激となったようだ。2時間20分台の自己ベストを持つ海外勢と、どこまで競ったレースができるか注目したい。
上杉真穂
2022年大会で2位に入った上杉真穂。積極的な入りはハーフマラソンの自己ベストを上回るペースとなる、勝負の終盤でも粘りを見せた。タイムは自己ベストを2分以上更新する2時間22分29秒。パリ2024の代表争いに名乗り上げた。
その後はトラックでも次々と自己ベストを更新し、ニューヨークシティマラソンにも挑戦。充実の1年を経て、3年連続の大阪国際女子マラソンを迎える。
今大会では「新たな日本記録を」という意図から、12年ぶりにコースに変更が加えられた。慣れ親しんだコースに、減速につながっていた折り返し地点の削除や、後半に向けてギアを上げやすいアップダウンの追加といったアップデートがなされている。それだけに、昨年を上回る快走が期待できそうだ。
■招待選手
※はハーフマラソンの記録
■ネクストヒロイン
※はハーフマラソンの記録
■ペースメーカー
※はハーフマラソン、★は10000mの記録