約7カ月ぶりとなるタイガー・ウッズ(アメリカ合衆国)の復帰などで注目された米国男子ゴルフ・PGAツアーのジェネシス招待(The Genesis Invitational)は現地時間2月19日、4日間の日程を終えて閉幕した。
PGAツアー公式:The Genesis Invitational LEADERBOARD
■ジョン・ラームが優勝、世界ランク1位に
米国カリフォルニア州のリビエラCC(7322ヤード/パー71)で開催されたジェネシス招待は、第2ラウンド終了時点で通算10アンダーのマックス・ホマ(米国)が首位に立つ。第3ラウンドは、ホマと1打差で出たジョン・ラーム(スペイン)が猛チャージを仕掛け、通算15アンダーで首位浮上。2位のホマと3打差で最終ラウンドを迎える。
ラームは最終ラウンド、5バーディ・3ボギーと出入りの激しいゴルフながら、スコアを2つ伸ばすことに成功。ホマやパトリック・カントレー(米国)、スコアを7つ伸ばしたウィル・ザラトリス(同)らの追撃を振り切り、今季3勝目に輝いた。ラームは19日付の男子ゴルフ世界ランキングで、11カ月ぶりとなる首位に返り咲いている。
■ウッズは45位T、松山英樹と中島啓太は予選敗退
大会ホストも務めるウッズは第2ラウンド終了時点で通算1オーバー、58位タイ。ぎりぎりでの予選通過となったが、第3ラウンドの1番ホールでイーグルを奪うなど見せ場を作る。最終成績は通算1アンダーの45位タイ。初日同組で回った選手に対する“いたずら”が広まって批判を受けた一方で、3日目にはファンの少女との交流が好意的に報じられるなど、依然として注目される存在であることを示した。
日本から参加の松山英樹(LEXUS)と中島啓太(日本体育大学)は第2ラウンド終了時点で通算2オーバー、ともに予選落ちとなった。