欧州男子ゴルフ「DPワールドツアー」大会のひとつである「ラアス・アルハイマ選手権」が、アラブ首長国連邦(UAE)のラアス・アルハルマにあるアル・ハムラ・ゴルフクラブ(7400ヤード/パー72)にて行われ、現地時間2月5日に最終日を迎えた。
■星野、6位Tで日本勢トップ
Tokyo2020ゴルフ男子代表の星野陸也は、2022年シーズンの国内男子ツアーにおいて賞金ランキング2位となったことから、欧州男子ツアーの出場資格が付与されており、2023年より主戦場を日本から欧州へ移したばかり。星野にとって、2023年の初戦となったのが、このラアス・アルハイマ選手権だった。
3日目を終えて暫定首位にたったザンダー・ロンバード(南アフリカ共和国・写真左)と5打差の7位タイにつけた星野は、この日の最終ラウンド前半ホールで2つのバーディーを奪うなど、着実にスコアを伸ばしていく。しかし、後半の第16、17ホールで連続ボギーを叩いてしまい、順位後退も危ぶまれたが、最終の第18ホールで巻き返しのイーグルショットを決める。最終的に星野は、1イーグル、4バーディー、3ボギーの「69」でホールアウトし、スコアを3つ伸ばして通算14アンダーとし、順位をひとつ上げて6位タイに入った。
優勝は、星野より3つ上回るスコアとなる通算17アンダーで、ダニエル・ギャビンズ(イングランド)だった。ロンバードは通算16アンダーに終わり、順位をひとつ落として、アレクサンダー・ビョーク(スウェーデン)と並んで2位タイとなった。
このほか日本勢では、久常涼が通算7アンダーで28位タイ、比嘉一貴が6アンダーで36位タイ、岩﨑亜久竜が1アンダーで61位タイに終わった。
ラアス・アルハイマ選手権2023の賞金総額は200万米国ドル(約2億6,300万日本円)、優勝賞金は34万米国ドル(約4,477万日本円)となっている。