羽生結弦がトゥルソワらロシア女子勢をリスペクト...その理由は?

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
スケート・カナダ男子シングルを制した羽生結弦

フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦スケート・カナダ、女子シングルスを制したのは、4回転ジャンプを3本成功させたアレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア)だった。台頭著しいいロシア女子勢のスケーターたちに対し、同大会で男子シングルを制した羽生結弦はリスペクトを示し、彼女たちから学ぶ意欲を示した。

羽生:彼女(アレクサンドラ・トゥルソワ)はとても素晴らしかったです。本当にスペシャルなスケーターです。ロシアにはたくさんの素晴らしいスケーターがいると思います。(アンナ・)シェルバコワ、(アリョーナ・)コストルナヤ、(アリョーナ・)カニシェワ、(カミラ・)ワリエワ。多くのスケーターたちが4回転を跳んでいて、それは僕にとって本当に刺激的です。

彼女たちはジャンプを跳ぶためのパワーがそれほどあるわけではありませんから、僕は彼女たちをとてもリスペクトしています。それは僕にとっても弱点だと思っています。僕もそれほど筋力があるわけではありませんし、ジャンプへのアクセスもそれほど強力なものではありません。だから僕はもっと自然に、リラックスして、スムーズでいたいのです。彼女たちはそれらを持っています。僕は彼女たちからそれを学びたいですし、彼女たちを見るのが楽しみなんです。

羽生は今季のグランプリシリーズ初戦となったスケート・カナダで合計322.59点を記録し、大会初優勝を飾った。これはネイサン・チェン(アメリカ)がマークした世界最高点323.42点に迫る高得点となっただけに、次戦のNHK杯(11月)に向けても期待が高まる結果となった。

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