フィギュアGPスケートカナダ男子SP:羽生結弦が2位以下を圧倒する堂々の1位に

スケートカナダ男子SPで圧倒的大差をつけての1位となった羽生結弦

現地時間10月25日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ「ISUグランプリ・スケートカナダ」(ブリティッシュコロンビア州ケロウナ)が開幕し、男子ショートプログラム(SP)では、冬季五輪2連覇の羽生結弦が2位以下に大差をつけての1位を飾った。

羽生は冒頭で4回転サルコウを見事着氷させると、トリプルアクセルも成功。さらにコンビネーションジャンプでは、4回転でやや崩れながらも、3回転トゥループで立て直した。ステップを厳しく採点されたものの、スピンはすべてレベル4評価を受け、109.60点を獲得。リンクにはファンからの大量のプーさんのぬいぐるみが舞った。

羽生は「6から7割の出来。いくつかの点で残念に感じた」と辛めの自己採点をしたものの、手応えを得たともコメント。

89.05点のカムデン・プルキネン(米国)、84.08点のナム・グエン(カナダ)に大差をつけての首位となり、同26日のフリースケーティングで“4度目の正直(過去3回準優勝)”となる同大会初優勝を狙う。

本田真凜とともに大会前の移動中に交通事故に見舞われた田中刑事は、ラテン系の“ジゴロ”を思わせる衣装で登場。予定していた回転数を落としたものの、80.11点で5位に入った。

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