現地時間10月25日、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ「ISUグランプリ・スケートカナダ」(ブリティッシュコロンビア州ケロウナ)の女子ショートプログラム(SP)で首位に立った紀平梨花が、同26日のフリースケーティングに向け、「自身のスケートに集中する」と話した。
紀平は冒頭のトリプルアクセル、3回転ジャンプのコンビネーション、3回転ループを着氷させ、スピン、ステップともにオールレベル4の最高評価を得て、81.35点でSP首位に立った。
それでも「ちょっと緊張してしまったところがあった」と振り返り、練習中に満足のいかなかったスピンの精度を上げるべく、フリー前の公式練習で「何度もジャンプとスピンを繰り返して無意識でも跳べるようにしたい」と述べた。
2位のユ・ヨン(韓国)、3位のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)にしてもフリーで勝負をかけてくるだけに、紀平自身も「誰がどんな演技をしても私の演技を完璧に滑ることを考えてポジティブに持っていきたい」と気を引き締めた。