3月3日、東京マラソン2019が開催される。2007年から始まった同大会は今回で13回目を数え、ボストンマラソンやベルリンマラソンと並ぶ主要なマラソン大会の1つに数えられている。
走行距離はもちろん42.195km。新宿・都庁をスタートすると日本橋を通って浅草まで北上。富岡八幡宮、両国を通過して一度日本橋まで戻って南下し、高輪で折り返すと東京駅前・行幸通りでゴールとなる。
3万6千人のランナーが参加する市民参加型マラソンであり、近年は参加抽選の倍率が12倍を超える人気となっている。
マラソン世界歴代3位となる2時間3分3秒の記録を持ち、今大会最大の注目選手だったケネニサ・ベケレ(エチオピア)は疲労骨折からの回復が十分でないため欠場。2時間4分4秒という記録を持つマリウス・キプセレム (ケニア)も怪我のため欠場となる。
しかし、2018年のドバイマラソンで2時間4分14秒を記録したビルハヌ・レゲセ(エチオピア)や前回大会優勝のディクソン・チュンバ(ケニア)といった海外の有力選手が出場する。昨年は日本の設楽悠太が日本新(当時)を更新する走りで2位に輝き、表彰台入りを果たした。2018年シカゴマラソンで2時間5分50秒の日本記録を打ち立てた大迫傑ら日本勢がどこまで食い込んでいけるかに注目したい。
女子では前回大会2位で2018年ベルリンマラソンで2位のルティ・アガ(エチオピア)ら海外からの有力選手が参戦。2018年の大阪国際女子マラソン2位の前田穂南ら日本勢が挑む構図となっている。