男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)は6月14日、世界ランキングを更新、発表した。女子シングルスの上位勢に変動はなく、1位はアシュリー・バーティ(オーストラリア)。大坂なおみ(日清食品)が2位、シモナ・ハレプ(ルーマニア)が3位で続く。
全仏オープン(5月30日~6月13日)を制したバルボラ・クレイチコバ(チェコ)は、33位から15位に浮上。土居美咲(ミキハウス)は81位、日比野菜緒(ブラス)は84位だった。
男子シングルスでは、前回から1つ順位を上げた西岡良仁(ミキハウス)が56位で日本人選手最高位。錦織圭(日清食品)は8つ後退し、57位だった。1位は全仏オープン優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。2位はダニール・メドベージェフ(ロシア)、3位はラファエル・ナダル(スペイン)で、上位3選手に変動はなかった。全仏オープン準優勝のステファノ・チチパス(ギリシャ)が、ドミニク・ティエム(オーストリア)と入れ替わる形で5位から4位に浮上した。
国際テニス連盟(ITF)はTokyo2020(東京五輪)出場権について、6月14日付けの世界ランキングをもとに決定するとしている。東京五輪には男女シングルス各64名が出場。そのうち56名を世界ランキングをもとに選出する。男女ダブルスの出場チーム数は各32チーム、混合ダブルスは16チーム。各国・地域の参加人数は男女それぞれ最大6名ずつで、シングルスは最大4名、ダブルスは最大2チーム。また、混合ダブルスは2チームまでとなる。