国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が主催するスノーボードのワールドカップが、アメリカ合衆国コロラド州コッパーマウンテンで現地時間12月14日から17日にかけて開催。
■ハーフパイプ
14日は男女ハーフパイプの予選が実施された。2組に分かれて行われる男子では、各組上位5選手が決勝に進出。平野海祝(TOKIOインカラミ)がヒート2を4位で通過した。
女子は予選上位8選手が決勝に進む。小野光希(バートン)が2位、冨田るき(東海東京フィナンシャル・ホールディングス)が5位で予選通過。男女ハーフパイプ決勝は16日に行われる。
■ビッグエア
男女ビッグエアの予選は、15日に実施された。ハーフパイプ同様、男子は2組に分かれ各組上位5選手が決勝に進出。女子は1組のみで行われ、上位8選手が決勝に進む。
男子ヒート1では木俣椋真(ヤマゼンロックザキッズ)が3位、荻原大翔(尾瀬スノースポーツクラブ)が5位。ヒート2で長谷川帝勝(STANCER)が4位となり、それぞれ決勝進出を決めている。
女子では北京2022オリンピック銅メダルの村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が、92.50点をマークし首位通過。深田茉莉(ヤマゼンロックキッズ)は4位、鬼塚雅(ISPS)は5位、浅沼妃莉(ムラサキスポーツ)は7位で決勝に進出した。
スノーボード・ビッグエアとは?
スノーボードのオリンピック種目は5つある。そのなかでも、ビッグエアはオリンピックヒストリーの中で最も新しい種目で、平昌2018で初めて実施された。
ビッグエアは、スノーボーダーが巨大なジャンプ台から飛び出して、空中で最高のトリックを披露するシンプルな種目だ。
コース上でジャンプや技(トリック)を繰り出していくスロープスタイルとは異なり、ビッグエアはワントリックを確実に決めることが重要となる。大会のフォーマットにもよるが、選手は通常、2回もしくは3回のランを行う。同じトリックを3度繰り返す選手も珍しくはない。
審査員は、高さ・難易度・発展性・完成度・着地の5つの基準で演技を採点する。
2022/2023ワールドカップ・ビッグエア日程
- 2022年10月21日、22日 クール(スイス)※終了
- 2022年11月25日、26日 ファールン(スウェーデン)※キャンセル
- 2022年12月10日 エドモントン(カナダ)※終了
- 2022年12月16日、17日 コッパーマウンテン(アメリカ合衆国)
- 2023年1月14日 クライシュベルク(オーストリア)
2023年FISスノーボード世界選手権は、2023年2月19日〜3月5日の日程でバクリアニ(ジョージア)で開催される。
FISのイベント以外では、2023年1月27日〜29日に米コロラド州アスペンのバターミルクで、22年連続となるXゲームズ・アスペンが開催される。
このほか、結果や放送予定、各種最新情報はFIS公式ウェブサイトより確認できる。