男子のFIS(国際スキー連盟)フライング世界選手権は現地時間12月11日、スロベニア・プラニツァ(ヒルサイズ=240m)で個人本戦初日を終えた。2日間で行われる個人本戦は、合計4回のジャンプで争われる。初日を終えて日本人トップは、佐藤幸椰(雪印メグミルクスキー部)の6位。
初日首位に立ったのは、カール・ガイガー(ドイツ)。2位にハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)、3位にはマルクス・アイゼンビヒラー(ドイツ)が続く。日本勢は、佐藤慧一(雪印メグミルク)が15位、小林陵侑(土屋ホームスキー部)が19位。中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)は35位で、2回目以降のジャンプに進めなかった。
スキーフライングはスキージャンプの1つで、ヒルサイズ185m以上、K点170m以上(ラージヒルはそれぞれ110m、100m以上)のジャンプ台を使用する。フライング世界選手権は1972年に始まり、2年に一度開催。2020年大会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、3月から12月に延期となった。1992年に葛西紀明、1998年に船木和喜が優勝。2004年から団体戦も実施されている。