現地時間12月13日、男子のFIS(国際スキー連盟)フライング世界選手権はスロベニア・プラニツァ(ヒルサイズ=240m)で4日目を迎えた。この日は団体戦が行われ、ノルウェーが2016年、2018年に続く3連覇を果たした。小林陵侑(土屋ホームスキー部)らが出場した日本は5位だった。
ノルウェーは、今季好調のハウヴォル=エグナー・グランルードらが好記録を出し、4人合計1727.7ポイントで優勝した。今大会の個人戦を制したカール・ガイガーを擁するドイツが2位。ポーランドが3位に続いた。
小林陵侑、佐藤幸椰、佐藤慧一(ともに雪印メグミルクスキー部)、中村直幹(東海大学札幌スキークラブ)の4人で臨んだ日本チームは、4人合計1483.5ポイント。上位陣に大きく離される5位に終わった。次週はスイスのエンゲルベルクで男子W杯個人第6、7戦が予定されている。
スキーフライングはスキージャンプの1つで、ヒルサイズ185m以上、K点170m以上(ラージヒルはそれぞれ110m、100m以上)のジャンプ台を使用する。フライング世界選手権は1972年に始まり、2年に一度開催。2020年大会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、3月から12月に延期となった。1992年に葛西紀明、1998年に船木和喜が優勝。2004年から団体戦も実施されている。