現地時間12月12日、男子のFIS(国際スキー連盟)フライング世界選手権はスロベニア・プラニツァ(ヒルサイズ=240m)で個人本戦2日目を終えた。
優勝を果たしたのは、合計877.2ポイントのカール・ガイガー(ドイツ)。前日を首位で折り返すと、そのままトップをキープした。後続も前日から動きがなく、2位のハウヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)、3位のマルクス・アイゼンビヒラー(ドイツ)がともに表彰台に上がった。
日本選手トップの佐藤幸椰も前日から変動なく6位。2日間で4本のジャンプを行い、合計835.1ポイントで大会を終えた。佐藤慧一(ともに、雪印メグミルクスキー部)が17位、小林陵侑(土屋ホームスキー部)は19位だった。13日は、団体戦が行われる。
スキーフライングはスキージャンプの1つで、ヒルサイズ185m以上、K点170m以上(ラージヒルはそれぞれ110m、100m以上)のジャンプ台を使用する。フライング世界選手権は1972年に始まり、2年に一度開催。2020年大会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、3月から12月に延期となった。1992年に葛西紀明、1998年に船木和喜が優勝。2004年から団体戦も実施されている。