アリソン・フェリックスは、まだスタートしたばかり。金メダル7個、銀メダル3個、銅メダル1個という輝かしいオリンピックキャリアを終えたアメリカの伝説の陸上選手だが、彼女はこれからも女性、特に子を持つ母親に向けて積極的に発信していく。「これまでの女性が、私のためにドアを開けてくれました。私は他の女性にも同じことをしたい。私はドアを開けたい。手を差し伸べたい。彼女たちの旅を手助けしたいのです。そして、物事は違ったやり方でできるということを知ってもらいたいのです。伝統的なルートを歩む必要はありません。そのために従来の方法を変えたい。ゲームを変えたいのです」。ちなみにフェリックスは、まだ引退を表明していない。2022年にユージンで開催される世界選手権で、彼女の姿を見ることができる可能性は残されている。