宇野昌磨の衣装をモチーフとしたマスクを販売…売り上げは全額寄付
フィギュアスケートの宇野昌磨(トヨタ自動車)が着用するコスチュームを作成したことで知られる、カナダ人デザイナー、マシュー・キャロン氏がInstagram(インスタグラム)を更新。宇野らの衣装を模したマスクを投稿した。このマスクはキャロン氏のオンラインショップで販売される。
キャロン氏は4月26日、自身がデザインして宇野が着用したコスチュームをモチーフとしたマスク「Dancing on my own(青)」などを、インスタグラムに投稿。28日には「Great Spirit」を投稿し、好評を得ていた。すると29日、25日(日本時間26日未明)にISU(国際スケート連盟)によってライブ配信された、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の被害者支援イベント「オープンアイス」が好評だったことを受け、自身のデザインしたマスクを販売すると発表。「マスクを着用することでウイルスの拡散を遅らせるだけでなく、命を救うことにも貢献できます。この限定コレクションの売り上げは100パーセント、世界保健機関(WHO)のCOVID-19連帯対応基金に寄付されます」と、売り上げの全額を寄付することを表明していた。
5月3日の時点で、宇野のコスチュームにインスパイアされた3種のマスクと、アイスダンスのケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー組の衣装をモチーフにしたマスクは「完売」扱いになっているものの、いくつかのマスクは現在も販売されている。(1カナダドル=約75円)
- ケイトリン・ホワイエク&ジャン=リュック・ベイカー組 150カナダドル【完売】
- カーステン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ組 160カナダドル
- マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組 300カナダドル
- 宇野昌磨「Great Spirit」200カナダドル【完売】
- テッサ・ヴァーチュ&スコット・モイア組 200カナダドル
- 宇野昌磨「Dancing on my own(青)」200カナダドル【完売】
- ガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン組 160カナダドル
- 宇野昌磨「Dancing on my own(黒)」250カナダドル【完売】
キャロン氏のオンラインショップにはマスクに関して「ファッションアクセサリーとしてデザインされました。医療保護としての使用を意図したものではありません」と注意書きされている。またキャロン氏は日本時間5月3日にインスタグラムへ投稿。アメリカ東部夏時間5月3日19時(日本時間5月4日8時発売)から、宇野の衣装マスクを販売するとしている。この販売が最後になるようだ。
マディソン・チョック(アメリカ合衆国)は、自身の衣装をモチーフにしたマスクを着用した写真を自身のインスタグラムに投稿。「マシューの創造性と、彼が自身の才能を使って恩返しをしていることに、とても感銘を受けました」とコメントしている。
■アスリートによる自作マスク
日本では、体操の寺本明日香(ミキハウス)が「破れて着てなかった練習用レオタードでマスクを作ってみました」と、自身のTwitter(ツイッター)アカウントに自作マスクの写真を投稿。フィギュアスケート世界選手権2011銀メダリストの小塚崇彦氏は自作の「靴下マスク」をSNSに投稿している。
フィギュアスケート平昌五輪代表の宮原知子は、ブログでマスク作りに挑戦したことを報告している。