【ラグビー】セブンスシリーズが打ち切り:男女ともNZが優勝、日本男子の昇格も決定

1 執筆者 渡辺文重
日本はワールドラグビーセブンスシリーズのコアチームに昇格

7人制ラグビーの国際大会「HSBCワールドラグビーセブンスシリーズ」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により中断していた2019-20シーズンの終了を決定。男女ともニュージーランドがタイトルを獲得、そして日本男子セブンスのコアチーム昇格が発表された。

■ワールドラグビーセブンズシリーズ2020結果

2019-20シーズンのワールドラグビーセブンスシリーズは、世界8都市でそれぞれ予選ラウンド、決勝ラウンド、順位決定戦を行い、参加国は順位に応じたポイントを獲得。シリーズ全体のポイントで順位を決める国際トーナメントとなっている。しかし新型コロナウイルスの影響により、3月に行われたカナダ・バンクーバー大会(男子)を最後に中断。そして今回、残りの大会を実施することなく、2019-20シーズンの中止が発表された。大会主催者は今回の決定について「開催国および参加国のラグビー協会と綿密かつ建設的な対話を行い」、「関係国の公衆衛生当局の助言に沿った」結果だと説明している。

2019-20シーズンのタイトルは、男女ともニュージーランドが獲得。女子は5大会が実施され、ニュージーランドが4回優勝。男子は6大会のうち3回、ニュージーランドが優勝している。

■男子日本セブンズ代表がコアチームに昇格

ワールドラグビーセブンスシリーズには昇格・降格の仕組みが用意されているものの、男女とも降格チームがないことが発表された。

男子の昇格チームは当初、2月に南米で行われたHSBCワールドラグビーセブンズ・チャレンジャーシリーズ2大会の上位8チームが参加する、プレーオフで決定される予定だった。しかし、4月に香港で開催される予定だったプレーオフは、新型コロナウイルスの影響により、延期・代替大会の検討が発表。チャレンジャーシリーズにおいて日本は、ビニャ・デル・マール大会(チリ)で3位、モンテビデオ大会(ウルグアイ)で優勝を収め、ランキングで首位となっており、この結果を受け、日本が来季のコアチームに昇格することが決定された。

一方、女子のチャレンジャーシリーズは、ステレンボッシュ大会(南アフリカ)が開催できなかったため、昇格チームなしとなった。

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