日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は6月13日、Tokyo 2020(東京五輪)の7人制ラグビーに向けた第二次オリンピックスコッドから3名、トレーニングスコッドから2名が離脱すると発表。この中には15人制代表の福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)も含まれている。
2019年に行われた15人制ラグビーのワールドカップ2019日本大会に、日本代表のメンバーとして出場。日本のベスト8進出に貢献する活躍を見せた。福岡はかねてより、2020年の東京五輪後に医学の道へ進むことを公言していたが、3月に東京五輪の1年程度延期が発表。その去就が注目されていた。
今回、離脱が発表された選手は以下の通り。
■オリンピックスコッド
- 桑水流 裕策(コカ・コーラ レッドスパークス)
- 橋野皓介(キヤノン イーグルス)
- 山内俊輝(JRFU/リコー ブラックラムズ)
■トレーニングスコッド
- ジョー・カマナ(コカ・コーラ レッドスパークス)
- 福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)
7人制ラグビーについて
オリンピックにおけるラグビーは、リオデジャネイロ五輪から7人制(セブンズ)が正式種目として採用されている。一方で、15人制は1900年代初頭のオリンピックでは実施されていたが、現在は実施種目となっていない。セブンズ日本代表は開催国枠により、男女とも東京五輪の出場権を獲得している。
JRFUは、SDS(セブンズ・デベロップメント・スコッド)として、セブンズの大会出場選手などからセブンズ日本代表候補になり得る選手を招集し、育成・強化を図っている。現時点では「第二次オリンピックスコッド」が東京五輪代表の有力候補で、「トレーニングスコッド」は今後オリンピックスコッドに選出される高いポテンシャルを持った選手という位置付けだ。