ラグビートップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズは5月22日、今シーズン限りでの退団選手を発表。元ニュージーランド代表のダン・カーターやアンドリュー・エリス主将らがチームを去る。サントリー・サンゴリアスも21日、小野晃征ら3選手の退団を発表した。
ダン・カーターはニュージーランド出身の38歳で、同国代表"オールブラックス"の一員として112試合の出場経験を持つ。4度のワールドカップ出場のほか、ワールドラグビー年間最優秀選手賞にも3回輝くなど、世界トップクラスの選手の一人。神戸製鋼には2018年に加入し、1年目からMVPに輝くなどの活躍を見せチームを優勝に導いた。2年目の今シーズンは、トップリーグが新型コロナウイルス感染拡大の影響で打ち切りになるまでの6試合のうち5試合に先発し、チームの全勝に貢献していた。また、カーターと同じく元ニュージーランド代表で、神戸製鋼ではキャプテンを務めていたアンドリュー・エリスも退団することが発表された。神戸製鋼の退団選手は以下の通り。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ退団選手
- 勝木来幸(プロップ)/5年在籍
- 塚原巧巳(プロップ)/3年在籍
- セフォ・カウタイ(プロップ)/1年在籍
- 西林宏祐(フッカー)/6年在籍
- 安井龍太(フランカー)/8年在籍
- 佐野瑛亮(フランカー)/2年在籍
- マット・バンリーベン(No.8)/6年在籍
- アンドリュー・エリス(スクラムハーフ)/6年在籍
- イーリ・ニコラス(スタンドオフ)/5年在籍
- ダン・カーター(スタンドオフ)/2年在籍
- トニシオ・バイフ(センター)/6年在籍
- 森田慎也(ウィング)/3年在籍
サントリー・サンゴリアスは21日、小野晃征ら3選手の退団を発表。小野は日本代表として2015年ラグビーワールドカップに出場し、「ブライトンの奇跡」と呼ばれた南アフリカ戦での歴史的勝利に貢献した。退団に際し小野は、「自分にとって、サンゴリアスでの時間は素晴らしい思い出しかありません。サントリーの皆さん、家族、チームメート、スタッフ、そしてファンの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。また皆さんにお会いできることを楽しみにしています」とチームの公式ホームページ上でコメントした。
なお、日本代表・松島幸太朗は、フランス国内1部リーグ「トップ14」のASMクレルモン・オーヴェルニュへの移籍が決定している。
サントリー・サンゴリアス退団選手
- 小野晃征(スタンドオフ)/8年在籍
- ジョー・ウィーラー(ロック)/4年在籍
- マット・ギタウ(スタンドオフ)3年在籍
ラグビートップリーグ2020は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、第11節以降全試合が中止が決まっている。