【ラグビー】日本代表歴代最多98キャップの大野均が現役引退

1 執筆者 渡辺文重
“鉄人”大野均が現役を引退

東芝ラグビー部は5月18日、2019年度をもって東芝ブレイブルーパスを勇退する選手を発表した。この中には在籍期間19年、日本代表としても最多となる98キャップを誇るロック(LO)大野均の名前を含まれている。1978年生まれの大野は、5月6日に42歳の誕生日を迎えていた。

福島県郡山市出身の大野は、日本大学工学部在籍時からラグビーを開始。2001年から東芝に所属する。2004年からは日本代表にも選出され、2007年、2011年、2015年のラグビーワールドカップに出場。2016年からは、スーパーラグビーの日本チーム・サンウルブズのメンバーとしても活躍した。192センチ、105キロとフィジカルに恵まれ、2009-10シーズンにはリーグ戦MVPを受賞するなど、東芝のトップリーグ優勝5回に貢献。しかし近年は、出場機会を減らしていた。

東芝は大野のほか、在籍10年の松田圭祐、同9年の大島脩平、増田慶介、同4年のコンラッド・バンワイク(南アフリカ)、同1年のリンドン・ダンシェア(ニュージーランド)の勇退も発表している。

トッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)は「今シーズンでチームを離れる選手達には、これまでのチームへの貢献に感謝するとともに、今後の挑戦に対しての幸運を願っています。またここまでのシーズン対して、選手のご家族の協力や貢献に対しても心から感謝いたします。これからも東芝ブレイブルーパスの一員です。この経験を糧に誇りをもって歩んでいってほしいと思います。長い間、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございます」と、メッセージを送った。

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