【ノルディック複合】W杯個人第13戦・ゼーフェルト大会|渡部暁斗が日本勢トップの8位…リーベルが”トリプル”を3連勝で制す

1 執筆者 鈴木花
渡部暁斗は、最終日を8位で大会を終えた(写真は2019年ゼーフェルト大会)

現地時間の2月2日、オーストリアのゼーフェルト(HS109メートル/15キロメートル)でノルディック複合ワールドカップの男子個人第13戦目が行われた。この日は、“トリプル”と呼ばれ、グンダーセン方式で行われるゼーフェルト大会3連戦の3戦目。渡部暁斗(北野建設)は、日本勢トップの8位に入った。ノルウェーのヤールマグヌス・リーベルが、ゼーフェルト”トリプル”3連勝、今季12勝目を挙げた。

渡部暁斗は、ジャンプで103.5メートルを飛び、全体3位の105.4ポイントを獲得。首位と1分22秒差でスタートしたクロスカントリーでは、15キロメートルの距離を全体26位の36分7秒9でフィニッシュ。総合でトップと1分29秒6差の8位で大会を終えた。

この日、日本勢は3人のみが出場。渡部暁斗に続く2番手には、山本涼太(早稲田大学)に22位が続いた。渡部善斗(北野建設)は、37位。永井秀昭(岐阜日野自動車SC)は、出場できなかった。

優勝は、この日もノルウェーのヤールマグヌス・リーベル。ジャンプで得たアドバンテージを活かし、“先行逃げ切り”の得意の勝ちパターンで優勝。ゼーフェルト3連戦の“トリプル”を、3連勝で制した。2位はノルウェーのヨルゲン・グラーバック、3位は、ドイツのヴィンツェンツ・ガイガーと、前日と同じ結果となった。

第13戦を終えて、今季ワールドカップ通算の総合成績では、渡部暁斗は267点で13位で日本勢トップ。山本涼太が、106点で23位で続く。首位は、全1300点中1260点と、驚異的なペースでポイントを重ねるヤールマグヌス・リーベル。2位はノルウェーのヨルゲン・グラーバック、3位には、ドイツのヴィンツェンツ・ガイガーが続く。

2月7日から9日まで、エストニアのオテパーで予定されてワールドカップの次戦は、中止になった。そのため、次戦は2月21日から始まるノルウェーのトロンハイム大会となる。

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