全豪オープンの男子シングルス決勝が2日行われ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が大会2連覇を達成。自身のグランドスラムタイトル数を17に伸ばした。
この大会で第2シードのジョコビッチは連覇を狙い、一方で世界1位ラファエル・ナダル(スペイン)をセミファイナルで下した26歳の実力者、大会第5シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が、初のビッグタイトルに迫るという構図になった。
試合は第1セットを6-4でジョコビッチが取るも、ここからティエムが巻き返し、4-6、2-6とセットカウント1-2にひっくり返す。
一度は崩れたように見えたジョコビッチだったが、第4セットは6-3で取り返し、セットを2-2の振り出しに戻す。最終セットは6-4でジョコビッチが取り、3時間59分に及んだ激闘に終止符を打った。
これでジョコビッチは全豪において2008年の初優勝から数え、同大会史上最多となる8度目の制覇。また、グランドスラムの通算優勝回数を17に伸ばし、ロジャー・フェデラー(20)、ラファエル・ナダル(19)の数字に迫っている。