これまでオーバーエイジ枠(OA)での東京オリンピック参加を希望していた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキだったが、五輪に出場できる可能性がついえたようだ。
東京オリンピックのサッカー競技で、すでに本大会出場を決めているU-23ドイツ代表。シュテファン・クンツ監督は先日、ドイツのアンチ・ドーピング機構(NADA)にOA枠を含め、出場を想定した50名近くのメンバー候補リストを提出した。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が伝えたところによると、その中にポドルスキの名前は含まれていないという。
その一方で、A代表ではすでにヨアヒム・レーヴ監督から「今後招集しない」と名指しされたマッツ・フンメルス、トーマス・ミュラーなどが今回のリストに入っているという。その他、FWマックス・クルーゼやリオデジャネイロ・オリンピックに出場歴のあるFWデイヴィ・ゼルケなどがOA枠の候補と目されている。
2017年夏から2年半Jリーグでプレーしたポドルスキ。本人は「日本の気候を僕は熟知しているし、準備はできている」と東京五輪に向けて前向きな姿勢を見せていたが、2020年1月で神戸から去ることになり、7月からスタートする東京五輪出場の可能性も消滅となったようだ。