現地時間19日、プレミアリーグのリヴァプールは、ザルツブルクから日本代表FW南野拓実を完全移籍で獲得したと発表した。
すでに南野は18日から現地入りしており、メディカルチェックをクリア。正式にサインを交わす運びとなった。移籍市場がオープンする2020年1月1日より、晴れてリヴァプールの選手となる。なお、新天地での背番号はザルツブルク、リオデジャネイロオリンピックなどU-23日本代表時代に背負っていた18に決定している。
今シーズン、UEFAチャンピオンズリーグでリヴァプールとザルツブルクは同組に。グループリーグではホーム&アウェーの2戦ともリヴァプールが勝利したものの、この試合でザルツブルク南野は好パフォーマンスを披露し、改めて評価を高めていた。また、この試合で対峙したリヴァプールDFビルヒル・ファン・ダイク、主将ジョーダン・ヘンダーソンが指揮官ユルゲン・クロップに南野を獲得するよう進言したことも現地メディアの報道で明らかになっていた。
UEFAチャンピオンズリーグでは、17-18シーズンまでは異なるチームで同一シーズンに2度出場できないという“カップタイドルール”が制定されていたが、18-19シーズンよりこのルールが廃止。南野は今季前半戦、ザルツブルクの選手としてチャンピオンズリーグに出場していたが、後半戦はラウンド16からリヴァプールの選手として同大会に出場することが可能となっている。
18-19シーズンの欧州王者に加わることになった南野拓実。初戦は早ければ1月5日のFAカップ、エヴァートン戦となる見通しで、伝統のマージーサイドダービーで新天地デビューを果たすというシナリオも現実味を帯びている。