【ソフトボール】ワールドゲームズ決勝:日本代表、アメリカ合衆国代表に敗れて準優勝

アメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム市で開催の第11回ワールドゲームズは現地時間7月13日、女子ソフトボール決勝を実施。日本代表は2-3で米国代表に敗れ、準優勝に終わった。3位はチャイニーズ・タイペイ代表、4位はオーストラリア代表、5位はプエルトリコ代表となっている。

1 執筆者 渡辺文重
NAITO Minori
(Getty Images)

4年に一度開催されるオリンピック非採用種目の国際総合競技大会「ワールドゲームズ」。その第11回大会がアメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム市で開催されており、女子ソフトボールは現地時間7月13日、日本と米国による決勝を行った。

米国は2回裏、2アウト満塁からジャニー・ジェファーソンの適時打で3点を先制する。日本は3回表、内藤実穂の適時打で1点を返すと、5回には坂本結愛の適時打で1点差に詰め寄る。しかし最終回(7回)はアリソン・カルダの前に三者凡退。日本は2-3で敗れ、準優勝となった。

試合結果:Softball: Women's Finals Gold Medal Game #20(The World Games 2022)

13日は決勝以外にも順位決定戦3試合も行われ、3位はチャイニーズ・タイペイ代表、4位はオーストラリア代表、5位はプエルトリコ代表、6位はカナダ代表、7位はイタリア代表、8位はメキシコ代表となっている。

競技フォーマット

今大会のソフトボール競技には、日本を含む計8チームが出場しており、予選リーグのグループ分けでAとBのふたつ、それぞれ4チームが属している。予選リーグのグループ分けは以下の通り。

グループA

  • アメリカ合衆国
  • カナダ
  • チャイニーズ・タイペイ
  • イタリア

グループB

  • 日本
  • メキシコ
  • プエルトリコ
  • オーストラリア

予選リーグでは、それぞれのグループ内でシングルラウンドロビン(1回総当たり)方式で戦い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出することができる。

競技日程

  • 7月9日 予選リーグ第1戦
  • 7月10日 予選リーグ第2戦
  • 7月11日 予選リーグ第3戦
  • 7月12日 準決勝
  • 7月13日 決勝、3位決定戦

スケジュール(大会公式)

日本代表メンバー

  • 勝股美咲 (投手/ビックカメラ高崎)
  • 後藤希友 (投手/トヨタ自動車)
  • 藤田倭 (投手/ビックカメラ高崎)
  • 三輪さくら (投手/トヨタ自動車)
  • 我妻悠香 (捕手/ビックカメラ高崎)
  • 切石結女 (捕手/トヨタ自動車)
  • 市口侑果 (内野手/ビックカメラ高崎)
  • 川畑瞳 (内野手/デンソー)
  • 工藤環奈 (内野手/ビックカメラ高崎)
  • 坂本結愛 (内野手/日立)
  • 内藤実穂 (内野手/ビックカメラ高崎)
  • 石川恭子 (外野手/トヨタ自動車)
  • 中川彩音 (外野手/豊田自動織機)
  • 原田のどか (外野手/太陽誘電)
  • 藤本麗 (外野手/ビックカメラ高崎)

ワールドゲームズについて

ワールドゲームズは、オリンピックに採用されていない競技種目で世界最高水準のアスリートが出場する国際競技大会となっている。国際ワールドゲームズ協会(IWGA)の主催、国際オリンピック委員会(IOC)の後援により、4年に一度、夏季オリンピック・パラリンピック競技大会の翌年に開催される。第11回大会は2021年7月15日から25日にかけての開催を予定していたが、Tokyo 2020の延期により1年延期して行われることになった。

ワールドゲームズで採用された競技は、のちにオリンピックで採用されるケースも少なくない。これまでに、ワールドゲームズ競技種目の中からバドミントンや野球・ソフトボール、トライアスロンといった8競技がオリンピックに採用された。Tokyo2020で行われた野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンもすべてIWGA加盟競技。今後もこういった事例が増えていくと考えられる。

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