【ソフトボール】日本は予選リーグ3連勝で準決勝進出|ワールドゲームズ2022

4年に一度開催される、オリンピックに採用されていない競技種目の国際総合競技大会「ワールドゲームズ」がアメリカ合衆国で開催されており、ソフトボール日本代表が予選リーグ最終戦でプエルトリコに快勝し、3連勝を収めた。グループ首位で準決勝に向かう。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(2021 Getty Images)

「第11回ワールドゲームズ(ワールドゲームズ2022)」がアメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム市にて開催中で、ソフトボール予選リーグの最終戦が現地時間7月11日に行われた。Tokyo 2020で金メダルに輝く日本代表チームは、予選リーグでグループBに所属しており、これまで2連勝と絶好調。最終戦の相手となったプエルトリコを6−0で下し、グループ首位で準決勝進出を決めた。

先攻の日本は、3回表に1点をあげてリードすると、6回には4点の大量得点でプエルトリコを突き放す。最終の7回でも1点を追加した日本は、投手・後藤希友の投球が光り、無失点に抑え6−0で快勝。これにより、勝ち点「3」として、グループ首位で準決勝進出を決めた。また、勝ち点「2」で、同じグループBのオーストラリアも準決勝へ駒を進めた。なお、日本は準決勝では、グループAで2位となったチームと対戦する。

競技フォーマット

今大会のソフトボール競技には、日本を含む計8チームが出場しており、予選リーグのグループ分けでAとBのふたつ、それぞれ4チームが属している。予選リーグのグループ分けは以下の通り。

グループA

  • アメリカ合衆国
  • カナダ
  • チャイニーズ・タイペイ
  • イタリア

グループB

  • 日本
  • メキシコ
  • プエルトリコ
  • オーストラリア

予選リーグでは、それぞれのグループ内でシングルラウンドロビン(1回総当たり)方式で戦い、各グループ上位2チームが決勝トーナメントとなる準決勝に進出することができる。

競技日程

  • 7月9日 予選リーグ第1戦
  • 7月10日 予選リーグ第2戦
  • 7月11日 予選リーグ第3戦
  • 7月12日 準決勝
  • 7月13日 決勝、3位決定戦

スケジュール(大会公式)

日本代表メンバー

  1. 勝股美咲 (投手/ビックカメラ高崎)
  2. 後藤希友 (投手/トヨタ自動車)
  3. 藤田倭 (投手/ビックカメラ高崎)
  4. 三輪さくら (投手/トヨタ自動車)
  5. 我妻悠香 (捕手/ビックカメラ高崎)
  6. 切石結女 (捕手/トヨタ自動車)
  7. 市口侑果 (内野手/ビックカメラ高崎)
  8. 川畑瞳 (内野手/デンソー)
  9. 工藤環奈 (内野手/ビックカメラ高崎)
  10. 坂本結愛 (内野手/日立)
  11. 内藤実穂 (内野手/ビックカメラ高崎)
  12. 石川恭子 (外野手/トヨタ自動車)
  13. 中川彩音 (外野手/豊田自動織機)
  14. 原田のどか (外野手/太陽誘電)
  15. 藤本麗 (外野手/ビックカメラ高崎)

■ワールドゲームズについて

ワールドゲームズは、オリンピックに採用されていない競技種目で世界最高水準のアスリートが競い合う国際的な競技大会のこと。国際ワールドゲームズ協会(IWGA)の主催、国際オリンピック委員会(IOC)の後援により、4年に一度、夏季オリンピック・パラリンピック競技大会の翌年に開催される。今大会はもともと、2021年7月15日から25日にかけての開催を予定していた。Tokyo 2020の延期により、今大会も1年延期して行われることになった。

ワールドゲームズの採用された競技が、後にオリンピックで採用されるケースも少なくない。これまでに、ワールドゲームズ競技種目の中からバドミントンや野球・ソフトボール、トライアスロンといった8競技がオリンピックに採用された。Tokyo 2020で行われた野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンもすべてIWGA加盟競技。今後もこういった事例が増えていくと考えられる。

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