第18回世界陸上競技選手権大会「世界陸上2022オレゴン」は現地時間7月15日、アメリカ合衆国オレゴン州ユージーンで開幕。ヘイワード・フィールドのトラックでは混合4x400mリレーの予選・決勝、男子100m予備予選・予選、男子3000m障害物(SC)、女子1500mの予選が行われた。
■混合4x400mリレー、ドミニカ共和国が金
混合4x400mリレー予選に出場した日本は、中島佑気ジョセフ(東洋大学)、松本奈菜子(東邦銀行)、岩崎立来(大阪体育大学)、小林茉由(J.VIC)が出場。3分17秒31のシーズンベストを記録するも予選1組8位で決勝進出はならなかった。
決勝では、ドミニカ共和国が3分09秒82の今季世界最高記録で優勝。2位は3分09秒90でオランダとなった。今季限りでの現役引退を表明しているアリソン・フェリックスが第2走者を務めた米国は、3分10秒16で3位となっている。フェリックスは世界陸上18個目のメダル獲得となった。
■サニブラウンと坂井隆一郎が男子100m準決勝へ
男子100m予選4組に出場した坂井隆一郎(大阪ガス)は10秒12で3着となり、予選突破。7組に出場したサニブラウン・アブデルハキーム(タンブルウィード・トラック・クラブ)は9.98秒を記録して1着となり、準決勝にコマを進めた。
予選全体トップはフレッド・カーリー(米国)で9秒79。サニブラウンは全体6位だった。準決勝および決勝は17日に行われる。
■田中希実、女子1500mで予選突破
女子1500m予選1組に卜部蘭(積水化学)が出場。4分14秒82、予選全体40位と精彩を欠き、予選通過はならなかった。2組に出場した田中希実(豊田自動織機)はシーズンベストとなる4分05秒30を記録するも7着。予選全体では14位となり、17日の準決勝にコマを進めている。同種目で日本人が準決勝に進出するのは初。
予選全体1位は4分02秒68のグダフ・ツェガイ(エチオピア)。Tokyo2020金メダリストのフェイス・キピエゴン(ケニア)は2組1着、全体8位となっている。
男子3000mSC予選には山口浩勢(愛三工業)、三浦龍司(順天堂大学)、青木涼真(Honda)がエントリー。各組上位3名が無条件で決勝進出となるが、1組出場の山口は10着、2組の三浦は5着、3組の青木は11着と奮わず。三浦は8分21秒80を記録するも、各組4着以下のタイム上位6名に0秒74及ばず、予選全体16位で決勝進出を逃している。
■世界陸上2022オレゴンの日程と放送予定
※カッコ内は日本時間、種目右は出場予定選手
7月15日:第1日
モーニングセッション
- 9:05(16日1:05)男子 ハンマー投 予選A組
- 10:10(16日2:10)男子 走高跳 予選:真野友博、赤松諒一【※】
- 10:30(16日2:30)男子 ハンマー投 予選B組
- 11:45(16日3:45)混合 4x400m リレー 予選:日本(中島佑気ジョセフ、岩崎立来、河内光起、松本奈菜子、小林茉由、久保山晴菜)【※】
- 12:05(16日4:05)女子 ハンマー投 予選A組
- 12:30(16日4:30)男子 100m 予備予選
- 13:10(16日5:10)女子 20km 競歩 決勝:藤井菜々子、岡田久美子
- 13:30(16日5:30)女子 ハンマー投 予選B組
- 15:10(16日7:10)男子 20km 競歩 決勝:池田向希、高橋英輝、住所大翔、山西利和
イブニングセッション
- 17:05(16日9:05)女子 砲丸投 予選
- 17:15(16日9:15)男子 3000m 障害物 予選:三浦龍司、青木涼真、山口浩勢
- 17:20(16日9:20)女子 棒高跳 予選
- 18:00(16日10:00)男子 走幅跳 予選:橋岡優輝、山川夏輝【※】
- 18:10(16日10:10)女子 1500m 予選:田中希実、卜部蘭
- 18:50(16日10:50)男子 100m 予選:サニブラウン・アブデルハキーム、坂井隆一郎
- 18:55(16日10:55)男子 砲丸投 予選【※】
- 19:50(16日11:50)混合 4x400m リレー 決勝:日本(中島佑気ジョセフ、岩崎立来、河内光起、松本奈菜子、小林茉由、久保山晴菜)
放送予定
■オレゴン2022世界陸上日本代表選手
男子
100m
- サニブラウンアブデルハキーム
- 坂井隆一郎(初)
200m
- 上山紘輝(初)
- 小池祐貴
- 飯塚翔太
400m
- 佐藤風雅(初)
- 川端魁人(初)
- ウォルシュジュリアン
5000m
- 遠藤日向(初)
10000m
- 田澤廉(初)
- 伊藤達彦(初)
マラソン
- 鈴木健吾(初)
- 星岳(初)
- 西山雄介(初)
3000m障害物
- 三浦龍司(初)
- 青木涼真(初)
- 山口浩勢(初)
110mハードル
- 泉谷駿介
- 村竹ラシッド(初)
- 石川周平(初)
400mハードル
- 黒川和樹(初)
- 岸本鷹幸
走高跳
- 真野友博(初)
- 赤松諒一(初)
棒高跳
- 山本聖途
走幅跳
- 橋岡優輝
- 山川夏輝(初)
やり投
- ディーン元気(初)
- 小椋健司(初)
4×100mリレー
- サニブラウンアブデルハキーム
- 坂井隆一郎
- 上山紘輝
- 小池祐貴
- 栁田大輝(初)
- 鈴木涼太(初)
4×400mリレー
- 佐藤風雅
- 川端魁人
- ウォルシュジュリアン
- 中島佑気ジョセフ(初)
- 岩崎立来(初)
- 河内光起
20km競歩
- 池田向希
- 高橋英輝
- 住所大翔(初)
- 山西利和
35km競歩
- 川野将虎(初)
- 松永大介
- 野田明宏
女子
800m
- 田中希実
1500m
- 田中希実
- 卜部蘭(初)
5000m
- 田中希実
- 廣中璃梨佳(初)
- 萩谷楓(初)
10000m
- 廣中璃梨佳
- 五島莉乃(初)
- 小林成美(初)
マラソン
- 一山麻緒(初)
- 松田瑞生
- 新谷仁美
3000m障害物
- 山中柚乃(初)
- 吉村玲美
100mハードル
- 福部真子(初)
- 青木益未(初)
走幅跳
- 秦澄美鈴(初)
やり投
- 北口榛花
- 上田百寧(初)
- 武本紗栄(初)
4×100mリレー
- 青木益未
- 君嶋愛梨沙(初)
- 兒玉芽生(初)
- 御家瀬緑(初)
- 青山華依(初)
20km競歩
- 藤井菜々子
- 岡田久美子
35km競歩
- 園田世玲奈(初)
男女混合
4×400mリレー
- 中島佑気ジョセフ
- 岩崎立来
- 河内光起
- 松本奈菜子
- 小林茉由(初)
- 久保山晴菜(初)