7月31日にドイツ・ベルリンで始まった世界アーチェリー選手権2023で、8月4日にアーチェリー男子リカーブ団体が行われ、日本代表チームが3位決定戦でイタリア代表チームを下し、3位となった。この大会の団体戦では、上位3チームにパリ2024オリンピックの出場権が割り当てられることになっており、日本男子代表チームが出場権を獲得した。
優勝は大韓民国、2位はトルコ。
ロンドン2012の男子個人で銀メダル、東京2020の個人および団体で銅メダルを獲得した古川高晴をはじめ、斉藤史弥、中西絢哉で挑んだ日本代表は、準決勝でトルコ代表と対戦。接戦の末、4-5で敗北を喫して3位決定戦に回ると、イタリア代表チームを相手に6-2で勝利をおさめ、銅メダルを獲得した。
全日本アーチェリー連盟は、この世界選手権で日本のパリ2024出場枠を獲得した選手をオリンピック日本代表内定選手とすることを発表しており(全日本アーチェリー連盟より/2022年11月付)、今大会で団体3位となった古川高晴、斉藤史弥、中西絢哉がパリ2024オリンピックの日本代表選手に内定したことになる。
代表選手としてパリ2024出場が確定すれば、アテネ2004でオリンピック初出場を果たした古川は、パリ2024で6大会連続出場となり、夏季オリンピックにおける日本最多出場記録タイの6回出場となる。