オランダおよびポーランドにて開催されていたFIVB(国際バレーボール連盟)バレーボール女子世界選手権(2022 FIVB Volleyball Women's World Championship)は、現地時間10月15日に決勝と3位決定戦を行った。
■セルビアが2連覇
今回の決勝の舞台には、前回世界選手権を制覇し、Tokyo2020で銅メダルを獲得しているセルビアと、今大会準々決勝で日本を破ったブラジルが顔を合わせた。両チーム共に一歩も譲らないシーソーゲームが展開されたが、最終的にゲームカウント3−0(26−24、25−22、25−17)のストレートで、セルビアがブラジルを下し、世界バレーボール選手権2連覇を成し遂げた。
■銅はイタリアへ
この日は、3位決定戦も行われ、Tokyo2020で金メダルに輝くアメリカ合衆国とイタリアが対戦し、ゲームカウント0−3(20−25、15−25、25−27)でイタリアがオリンピック王者をストレートで破って、銅メダルを獲得している。
"火の鳥NIPPON" こと、女子日本代表は、出場24チーム中、上位8チームだけが出場できる最終の3次ラウンドへ進出したものの、ベスト4進出を逃し最終5位に終わっている。女子世界バレーボール選手権大会2022の最終順位(ベスト8)は以下の通り。
- セルビア
- ブラジル
- イタリア
- アメリカ合衆国
- 日本
- 中華人民共和国
- ポーランド
- トルコ
■世界選手権について
世界選手権は4年に1度開催される、バレーボール界の頂点に位置する大会。男子は1949年、女子は1952年に始まり、バレーボール界ではオリンピックをしのぐ歴史がある。大会には24チームが出場する。
1次ラウンド
1次ラウンドでは6チームずつAからDの4組に分かれ総当たり1回戦を実施。各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が第2次ラウンドに進む。
2次ラウンド
第1次ラウンドを突破した16チームが8チームずつE、Fの2プールに分かれて実施。2次ラウンドでは8チーム中3チームが1次ラウンドで同組だったチームとなるが、別組から勝ち上がった4チームのみと対戦する。同組3チームとは対戦することはない。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が3次ラウンドに進む。
3次ラウンド
2次ラウンド同組の1位と4位、2位と3位で準々決勝を行い、勝利したチームが準決勝に進出、そして準決勝の結果に応じて3位決定戦、決勝戦が行われる。