オランダおよびポーランドで開催されているFIVB(国際バレーボール連盟)バレーボール女子世界選手権(2022 FIVB Volleyball Women's World Championship)は第2次ラウンド(Phase 2)を迎えている。女子日本代表・火の鳥NIPPONは10月7日、オランダのアホイ・ロッテルダムでプエルトリコ代表と対戦した。
第2次ラウンド2戦目でイタリア代表に敗れ、今大会に2敗目を喫した日本。連敗は許されない一戦に、井上愛里沙、林琴奈、山田二千華、島村春世、関菜々巳、石川真佑、福留慧美が第1セットのスターティングメンバーに名を連ねた。
第1セットを日本が25‐16で取ると、第2セットも日本のペースで進む。林のスパイクで先制し、その後も得点を重ねる。第2セットを25‐19とすると、第3セットは井上のポジションに古賀紗理那をスタートから起用。その古賀らの得点で第3セットも流れを渡さず、25-21とし日本はストレートでプエルトリコを下した。
E組(Pool E)の日本は上位4チームが進出する第3次ラウンドに向け、大きな6勝目を挙げ3位浮上。7勝1敗のイタリアが首位、同じく7勝1敗のブラジルが2位。4位は6勝1敗の中国代表となっている。日本は9日にオランダ代表(4勝4敗)と対戦する。
試合結果:Pool E - Phase 2 - Women Japan 3 : 0 Puerto Rico(Volleyball World)
■世界選手権について
世界選手権は4年に1度開催される、バレーボール界の頂点に位置する大会。男子は1949年、女子は1952年に始まり、バレーボール界ではオリンピックをしのぐ歴史がある。大会には24チームが出場する。
1次ラウンド
1次ラウンドでは6チームずつAからDの4組に分かれ総当たり1回戦を実施。各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が第2次ラウンドに進む。
2次ラウンド
第1次ラウンドを突破した16チームが8チームずつE、Fの2プールに分かれて実施。2次ラウンドでは8チーム中3チームが1次ラウンドで同組だったチームとなるが、別組から勝ち上がった4チームのみと対戦する。同組3チームとは対戦することはない。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が3次ラウンドに進む。
3次ラウンド
2次ラウンド同組の1位と4位、2位と3位で準々決勝を行い、勝利したチームが準決勝に進出、そして準決勝の結果に応じて3位決定戦、決勝戦が行われる。