女子バレー世界選手権、2次ラウンド・グループEの顔ぶれ

24チームが参加して行われている女子バレー世界選手権。1次ラウンドを勝ち抜いた16チームが2グループ（E、F）に分かれて2次ラウンドを戦う。

1次ラウンドをグループDで戦い、強豪国ブラジル代表を破るなどの金星を挙げたバレーボール女子日本代表「火の鳥NIPPON」。キャプテン・古賀紗理那を怪我で欠く中、4勝1敗の成績で次の戦いに挑む。

2次ラウンド・グループEの8チームは、グループAの上位4チーム（イタリア、ベルギー、オランダ、プエルトリコ）、グループDの上位4チーム（中華人民共和国、日本、ブラジル、アルゼンチン）で、1次ラウンドで対戦したチームとは対戦せず他の4チームと戦うことになる。

日本代表にとって2次ラウンド初戦となるのは10月4日（火）に予定されているベルギー代表との一戦。その後、イタリア、プエルトリコ、オランダ代表が続く。決勝トーナメント進出をかけて日本代表が対戦するグループEのチームを見てみよう。

10月4日（火） 21:15〜 ベルギー代表戦

日本代表の2次ラウンド初戦はベルギー代表。世界ランキング11位の同チームは1次ラウンドでイタリアに敗れて4勝1敗で2次ラウンドへと駒を進め、ポイント数は12で日本と並ぶ。

「イエロータイガー」の愛称で知られるベルギー代表は、1次ラウンド4戦目でライバルのオランダ代表と対戦。直接対決では3連敗中だったものの、今回の試合では地元ファンの声援を味方につけたオランダ代表を3-1で下し、調子の良さを見せつけた。

活躍が目立つのが、アウトサイダーヒッターで23歳のブリット・ヘルボッツ。オランダ戦では41得点を挙げ、1次ラウンド終了時点で123得点をマークしベストスコアラー（最多得点選手）のトップに立つ。ちなみに日本勢のトップは**井上愛里沙**で、96得点の現在5位。

日本は9月に行われたパリオリンピックプレ大会でベルギーと対戦し、ストレートで勝利をおさめている。

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10月5日（水）21:15〜 イタリア代表戦

火の鳥NIPPONにとって2次ラウンドでもっとも厳しい戦いになることが予想されるのが世界ランキング2位のイタリア代表との一戦。

2018年に行われた前回の世界選手権で2位の成績をおさめたイタリアは、同1位のセルビアと並び、今大会の1次ラウンドを無敗で通過したチームのひとつ。

イタリア女子代表の中で特に注目度の高い選手が、オポジットのパオラ・エゴヌ。23歳のエゴヌは、2018年の世界選手権で1試合歴代最高の45点をマークし、世界最高峰のオポジットのひとりとして称される。

そのほか、ブロックでの好プレーが目立つ26歳のアンナ・ダネージも注目の存在だ。

イタリアは2次ラウンド初戦でブラジルとの戦いを終えて、日本戦を迎える。

10月7日（金）21:15〜 プエルトリコ代表戦

日本女子代表チームの3戦目は、1次ラウンドを2勝3敗でなんとか乗り切って2次ラウンドに進出したプエルトリコ。同チームは中華人民共和国、ブラジル代表との戦いの後、2次ラウンド3戦目が日本代表との一戦となる。

世界ランキング17位のプエルトリコ代表チームを支えるのが37歳のベテラン選手、カリーナ・オカシオ。アウトサイダーヒッターのオカシオは、2002年に初めて世界選手権に出場し、今回が自身6度目の大会となる。東京2020への切符を逃して以降、オカシオは同国代表を引退し、クラブチームでの活動に専念していたが、今シーズンに代表に復帰した。

10月9日（日）22:30〜 オランダ代表戦

日本にとって2次ラウンド最終戦となるのが、世界ランキング10位で地元開催の期待を背負うオランダ代表。1次ラウンドではイタリア、ベルギーに敗れて3勝2敗となり、決して満足のいくパフォーマンスではない。

日本女子代表は6月のネーションズリーグ予選でオランダと対戦し、接戦の末、2-3で黒星をつけている。その雪辱を果たすべく、日本チームは戦いに挑むことだろう。

オランダ代表は、アウトサイドヒッターでキャプテンを務めるアンネ・バイスと、23歳のニカ・ダールデロップが中心となって得点を叩き出す。

女子バレー世界選手権、2次ラウンドの組み合わせ

1次ラウンドを勝ち抜いて2次ラウンドに進んだのは以下の16チーム。グループE、Fの2つに分かれて2次ラウンドを戦い、上位各4チームが決勝トーナメント（準々決勝）に進む。最新の順位表は国際バレーボール連盟（FIVB）のサイトにて。

グループE

• イタリア（グループA、1位／世界ランキング2位）
• ベルギー（グループA、2位／世界ランキング11位）
• オランダ （グループA、3位／世界ランキング10位）
• プエルトリコ（グループA、4位／世界ランキング17位）
• 中華人民共和国（グループD、1位／世界ランキング5位）
• 日本（グループD、2位／世界ランキング7位）
• ブラジル（グループD、3位／世界ランキング3位）
• アルゼンチン（グループD、4位／世界ランキング18位）

グループF

• トルコ（グループB、1位／世界ランキング6位）
• タイ（グループB、2位／世界ランキング13位）
• ドミニカ共和国（グループB、3位／世界ランキング9位）
• ポーランド（グループB、4位／世界ランキング12位）
• セルビア（グループC、1位／世界ランキング4位）
• アメリカ合衆国（グループC、2位／世界ランキング1位）
• カナダ（グループC、3位／世界ランキング15位）
• ドイツ（グループC、4位／世界ランキング14位）

※世界ランキングは2022年10月3日現在（最新のランキングはFIVBのサイトにて）

女子バレー世界選手権、2次ラウンド・グループEの試合日程

日本が入るグループEの試合はオランダ・ロッテルダムで実施される。

10月4日（火）

• 14:15（日本時間 21:15）日本 vs ベルギー
• 17:15（日本時間 24:15）イタリア vs ブラジル
• 20:15（日本時間 翌3:15）オランダ vs アルゼンチン

10月5日（水）

• 14:15（日本時間 21:15）イタリア vs 日本
• 17:15（日本時間 24:15）中華人民共和国 vs プエルトリコ
• 20:15（日本時間 翌3:15）ベルギー vs アルゼンチン

10月6日（木）

• 16:00（日本時間 23:00）ブラジル vs プエルトリコ
• 20:00（日本時間 翌3:00）中華人民共和国 vs　オランダ

10月7日（金）

• 14:15（日本時間 21:15）日本 vs プエルトリコ
• 17:15（日本時間 24:15）イタリア vs アルゼンチン
• 20:15（日本時間 翌3:15）ブラジル vs オランダ

10月8日（土）

• 13:30（日本時間 20:30）イタリア vs 中華人民共和国
• 17:00（日本時間 24:00）ブラジル vs ベルギー

10月9日（日）

• 12:30（日本時間 19:30）中華人民共和国 vs ベルギー
• 15:30（日本時間 22:30）日本 vs オランダ
• 18:30（日本時間 翌1:30）プエルトリコ vs アルゼンチン