バイオグラフィー

パリ2024オリンピックのバレーボール女子日本代表主将・古賀紗理那は熊本県出身、1996年5月21日生まれ。2015年にFIVB(国際バレーボール連盟)女子バレーボールワールドグランプリのメンバーに選ばれて以降、日本代表として活躍を続けてきたが、パリ2024開幕を前に、同大会で現役引退することを発表した。

(最終更新:2024年7月21日)

■失意のリオデジャネイロ2016落選

小学2年生からバレーボールを始めた古賀は、中学時代から注目の存在だった。3年生の時に出場した全日本中学校バレーボール選手権大会(2011年8月)では、所属する大津町立大津中学校(熊本県)がベスト4に進出。同年12月のJOCジュニアオリンピックカップ(全国都道府県対抗中学バレーボール大会)では、最も将来が期待される選手へ贈られるJOC・JVAカップを受賞。地元の強豪・熊本信愛女学院高等学校に進むと、1年生の時に第9回アジアユース女子選手権大会の日本代表メンバーに選出される。

2015年にNECレッドロケッツへ入団。同年のワールドグランプリで日本代表デビューを果たす。ポスト木村沙織。日本代表次代のエースと期待されるも、リオデジャネイロ2016日本代表メンバーから落選。眞鍋政義氏から中田久美氏に監督が変わった2017年9月のFIVBワールドグランドチャンピオンズカップでも選外になるなど、失意の日々を過ごす。

■苦境を乗り越えてTokyo2020出場

そうした中でも、古賀はNECレッドロケッツの中心選手として活躍。2018年のバレーボール女子世界選手権は、日本は6位と満足な結果を残せなかったものの、古賀の成長を感じさせる大会となった。しかしオリンピックを1年前に控えた2019年のFIVBワールドカップでは控えに甘んじる。さらに新型コロナウイルス感染症の影響によるオリンピックの1年延期。それに伴い、日本代表の主力だった新鍋理沙氏の引退など、古賀個人のみではなく、バレーボール女子日本代表、ひいてはスポーツ全体にとっても苦しい時期を迎える。

こうした苦境を乗り越えたのが、Tokyo2020直前に行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)2021だった。日本は4位となるが、この大会の中心選手は間違いなく古賀だった。リオデジャネイロ2016落選から5年。古賀はついにオリンピック出場を果たす。

古賀 紗理那 / KOGA Sarina
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