オランダおよびポーランドで開催されているFIVB(国際バレーボール連盟)バレーボール女子世界選手権(2022 FIVB Volleyball Women's World Championship)。第3次ラウンド(Phase 3)に進出した火の鳥NIPPON(女子日本代表)は現地時間10月11日、準々決勝でブラジル代表と対戦した。
■日本はブラジルに逆転負け
第2次ラウンド7勝2敗の日本は、準々決勝に進出しブラジルと対戦。第1次ラウンドで白星を挙げている強豪ブラジル相手に、準々決勝でも序盤から試合を優位に進める。第1セットを25-18で先取すると、第2セットも25‐18で連取した。準決勝進出に大きく近づくが、第3セット22-25で落とす。第4セットも25‐27と接戦を演じながらブラジルにとられると、最終第5セットも13-15と競り負けた。日本はベスト4へあと一歩と迫りながら決め手を欠き、準々決勝で敗退。最終結果は5位となっている。
試合結果:Quarter Finals - Final Round - Women Brazil 3 : 2 Japan(Volleyball World)
■イタリア、アメリカ、セルビアが準決勝へ
その他の準々決勝では、イタリア代表が中国代表にセットカウント3‐1で勝利。準決勝でブラジルと対戦する。また、アメリカ代表とセルビア代表もベスト4入りを決めた。
■世界選手権について
世界選手権は4年に1度開催される、バレーボール界の頂点に位置する大会。男子は1949年、女子は1952年に始まり、バレーボール界ではオリンピックをしのぐ歴史がある。大会には24チームが出場する。
1次ラウンド
1次ラウンドでは6チームずつAからDの4組に分かれ総当たり1回戦を実施。各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が第2次ラウンドに進む。
2次ラウンド
第1次ラウンドを突破した16チームが8チームずつE、Fの2プールに分かれて実施。2次ラウンドでは8チーム中3チームが1次ラウンドで同組だったチームとなるが、別組から勝ち上がった4チームのみと対戦する。同組3チームとは対戦することはない。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が3次ラウンドに進む。
3次ラウンド
2次ラウンド同組の1位と4位、2位と3位で準々決勝を行い、勝利したチームが準決勝に進出、そして準決勝の結果に応じて3位決定戦、決勝戦が行われる。