オランダおよびポーランドで開催されているFIVB(国際バレーボール連盟)バレーボール女子世界選手権(2022 FIVB Volleyball Women's World Championship)は第2次ラウンド(Phase 2)を迎えている。火の鳥NIPPON(女子日本代表)は現地時間10月5日、オランダのアホイ・ロッテルダムでイタリア代表と対戦した。
■日本、2敗目で4位に後退
第2次ラウンド初戦でベルギー代表に勝利を収めた日本は、同試合で活躍したOH宮部藍梨を第1セットのスターティングメンバーで起用。OH林琴奈、MB山田二千華、OH石川真佑、OH井上愛里沙、S関菜々巳、L内瀬戸真実の布陣でイタリア戦に臨む。
25-20で第1セットを取った日本だったが、第2セット以降は193センチ、イタリア代表OHパオラ・オジェキ・エゴヌのアタックに苦しめられる。第2セットを20-25で落とすと、第3セットは序盤から連続失点を喫するなど、苦しい展開になる。メンバー交代などで流れを変えたかった日本だが14-25で落とすと、第4セットも15-25。イタリアを相手に黒星を喫した。
E組(Pool E)の日本は5勝2敗で4位に後退。首位は6勝1敗のイタリア、2位に5勝1敗の中華人民共和国代表、3位に5勝2敗のベルギーが続く。日本は7日にプエルトリコ代表(2勝4敗)、9日にオランダ代表(4勝2敗)と対戦。5位のブラジル代表も5勝1敗と迫っており、日本は上位4チームが進出する第3次ラウンドに向け、これ以上の黒星が許されない状況となった。
試合結果:Pool E - Phase 2 - Women Italy 3 : 1 Japan(Volleyball World)
■プエルトリコ代表戦の放送予定(日本時間)
10月5日(水)20:57
全試合日程・結果:Women's World Championship 2022 - Schedule & Results(Volleyball World)
順位表:Women's World Championship 2022 - Standings(Volleyball World)
■世界選手権について
世界選手権は4年に1度開催される、バレーボール界の頂点に位置する大会。男子は1949年、女子は1952年に始まり、バレーボール界ではオリンピックをしのぐ歴史がある。大会には24チームが出場する。
1次ラウンド
1次ラウンドでは6チームずつAからDの4組に分かれ総当たり1回戦を実施。各組の最終成績上位4チーム(計16チーム)が第2次ラウンドに進む。
2次ラウンド
第1次ラウンドを突破した16チームが8チームずつE、Fの2プールに分かれて実施。2次ラウンドでは8チーム中3チームが1次ラウンドで同組だったチームとなるが、別組から勝ち上がった4チームのみと対戦する。同組3チームとは対戦することはない。各組の最終成績上位4チーム(計8チーム)が3次ラウンドに進む。
3次ラウンド
2次ラウンド同組の1位と4位、2位と3位で準々決勝を行い、勝利したチームが準決勝に進出、そして準決勝の結果に応じて3位決定戦、決勝戦が行われる。