男子テニスの団体戦「レーバー・カップ」が現地時間9月23日、イギリス・ロンドンのO2アリーナで開幕する。今大会を最後に現役を引退するロジャー・フェデラーや、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチといった選手がチームメイトとしてプレー。同大会の日程などを紹介する。
■日程・放送予定
9月23日
デイセッション 21:00-
- マッチ1:シングルス
- マッチ2:シングルス
ナイトセッション 24日03:00-
- マッチ3:シングルス
- マッチ4:ダブルス
9月24日
デイセッション 21:00-
- マッチ5:シングルス
- マッチ6:シングルス
ナイトセッション 25日03:00-
- マッチ7:シングルス
- マッチ8:ダブルス
9月25日
デイセッション 20:00-
- マッチ9:ダブルス
- マッチ10:シングルス
- マッチ11:シングルス
- マッチ12:シングルス
※日本時間
【放送予定】
ネット:WOWOWオンデマンド(LIVE配信)
■出場選手
チームヨーロッパ
- ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
- ラファエル・ナダル(スペイン)
- ステファノス・チチパス(ギリシャ)
- キャスパー・ルード(ノルウェー)
- ロジャー・フェデラー(スイス)
- アンディー・マレー(イギリス)
- マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)※補欠
チームワールド
- フェリックス・オジェ=アリアシム(カナダ)
- テイラー・フリッツ(アメリカ合衆国)
- ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
- アレックス・デミノー(オーストラリア)
- フランシス・ティアフォ(アメリカ合衆国)
- ジャック・ソック(アメリカ合衆国)
- トミー・ポール(アメリカ合衆国)※補欠
■見どころ
レーバー・カップは男子テニスの団体戦。2度の年間グランドスラムを達成した伝説的選手、ロッド・レーバーの功績を称える目的で、2017年に設立された大会だ。
この大会では世界のトッププレーヤーがチームヨーロッパとチームワールドの2つチームに分かれて対戦。3日間にわたってシングルス9試合、ダブルス3試合を行う。1日目の試合は1ポイント、2日目は2ポイント、3日目は3ポイントと試合日ごとに得られるポイントが異なり、13ポイントを先取したチームが勝利。普段は見られない、ライバル同士がダブルスのペアを組むところは大会の見どころの一つだ。なお、試合は3セット制で行われる。
今大会で最も注目を集めるのはロジャー・フェデラーだ。9月15日、自身のSNSを通じ、レーバー・カップを最後に現役引退することを発表。グランドスラムで通算20度の優勝を誇る“レジェンド”が、41歳でコートに別れを告げることになった。負傷の影響もあり、今シーズンの公式戦出場はゼロ。それでもフェデラーの一挙手一投足に世界中から視線が集まることになるだろう。
フェデラーのラストダンスをともにするチームメイトも豪華だ。グランドスラム22勝のラファエル・ナダル、同21勝のノバク・ジョコビッチと、15年以上もテニス界の覇権を争った“ビッグ3”が集結。さらにはグランドスラム3勝に加えてロンドン2012、リオデジャネイロ2016とオリンピック連覇を達成したアンディー・マレーも出場し、“ビッグ4”が勢揃いとなった。
代名詞とも言える片手バックハンドを見られるのも残りわずか。時代を彩ったアスリートが一堂に会する最高の舞台で、フェデラーの最後の勇姿をしっかりと見届けたい。