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オーストラリア南東部ビクトリア州のメルボルンパークで開催されているテニス四大大会“グランドスラム”の1つ、全豪オープン(サーフェス=ハード)は1月29日、最終日(本戦14日目)を迎えた。
2023年全豪OPのフィナーレを飾る男子シングルス決勝がセンターコートのロッド・レーバー・アリーナで開催された。決勝の舞台に立つのは、ATP(男子プロテニス協会)世界ランキング4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と、同5位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。チチパスが勝利を収めればGS初優勝、ジョコビッチの勝利ならばGS優勝22回目、ラファエル・ナダル(スペイン)の持つ男子最多記録に並ぶことになる。
ジョコビッチは第4ゲームでブレークに成功すると、チチパスのブレークを許さず、6-3で第1セットを先取する。第2セットは互いにキープを続け、タイブレークにもつれ込む。1時間10分におよんだ第2セットは、7-4でタイブレークを制したジョコビッチに軍配が上がった。
第3セットは、チチパスがいきなり第1ゲームをブレーク。しかしジョコビッチはすかさず第2ゲームでブレークバックに成功し、その後は互いがゲームをキープする展開となる。第3セットもタイブレーク決着。ジョコビッチは序盤からリードを広げると、最後は7-5で振り切ってチャンピオンシップポイントを獲得する。
セットカウント3-0、熱戦を制したジョコビッチが2年ぶり、10度目の全豪OP制覇を果たした。