オーストラリア南東部ビクトリア州のメルボルンパークで開催されているテニス四大大会“グランドスラム”の1つ、全豪オープン(サーフェス=ハード)は1月27日、本戦12日目を迎えた。
■ジョコビッチが10度目Vに王手
男子シングルスは準決勝2試合を実施。ATP(男子プロテニス協会)世界ランキング5位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、同35位のトミー・ポール(アメリカ合衆国)と対戦した。
ジョコビッチは第1セットでゲームカウント5-1からポールの追い上げに遭いやや苦戦するが、7‐5で先取。すると第2ゲームは6-1、第3ゲームは6-2と圧倒し、決勝進出を決めた。ジョコビッチは通算10度目の全豪OP、ラファエル・ナダル(スペイン)に並ぶ歴代トップとなる22度目のグランドスラム制覇を狙う。
■チチパスがハチャノフに勝利
男子シングルスもう1試合では、世界ランキング4位のステファノス・チチパスと同20位のカレン・ハチャノフが対戦。タイブレークにもつれた第1セットをチチパスが先取すると、第2セットも6-4で連取する。第3セットはタイブレークの末ハチャノフが取るが、続く第4セットをチチパスが6-3でものにし勝負あり。決勝に進んだ。
決勝は29日に実施。ジョコビッチとチチパスは過去の公式戦で12回対戦し、ジョコビッチが10勝、チチパスが2勝。現在ジョコビッチが9連勝しており、チチパスが最後に勝ったのは2019年10月の上海ロレックス・マスターズ(ATP1000)準々決勝となる。
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