錦織圭は準優勝…逆転負けで6年ぶりの優勝ならず|香港オープン決勝

バンクオブチャイナ香港テニスオープンの決勝が1月5日に行われ、世界ランキング106位の錦織圭が同67位のアレクサンドル・ミュレール(フランス)と対戦。錦織は第1セットを奪ったものの、逆転負けで準優勝となった。

1 執筆者 Kazuki Okumura / 奥村和輝
Kei Nishikori
(2024 Getty Images)

2024年12月30日にホンコン・チャイナで開幕したATP(男子プロテニス協会)ツアー・バンクオブチャイナ香港テニスオープン(ATP250、サーフェース・ハード)は、2025年1月5日に男子シングルスの決勝を行った。

ファイナルに進んだのはワイルドカードで出場している錦織圭(ATP世界ランキング106位)と、アレクサンドル・ミュレール(フランス/同67位)。錦織は1回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ/56位)を破ると、2回戦でカレン・ハチャノフ(同19位)、準々決勝でキャメロン・ノリー(イギリス/同49位)と世界ランキングトップ10入りの経験を持つ実力者たちを次々と撃破。準決勝ではシャン・ジュンチェン(中華人民共和国/同50位)が途中棄権。2019年1月以来となるツアートーナメントの決勝に進んだ。

試合は2-2で迎えた第5ゲームで錦織がブレークに成功。これで勢いに乗り、6-2で第1セットを奪う。しかし、第2セットはミュレールがギアを上げ、サーブから主導権を握る。錦織のミスも増加し、1-6でこのセットを落とした。

ファイナルセットは錦織が勢いを取り戻し、中盤までほぼ互角の内容。第7ゲームでブレークされると流れはミュレールへ傾く。第9ゲームで再びブレークを許し3-6、セットカウント1-2で逆転負け。2025年の初戦は準優勝となった。

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