【スピードスケート】髙木美帆、ナショナルチームを離脱も現役続行

スピードスケートの髙木美帆が6月16日、記者会見で現役続行を明言。今後はナショナルチーム(NT)から離れ、前NTヘッドコーチのヨハン・デビット氏に師事、今季より新体制で臨むと明かした。髙木は北京2022女子1000m金メダルほか、計7個のオリンピックメダルを獲得している。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
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(Getty Images)

北京2022のスピードスケート女子1000m金メダルなど、これまでオリンピックで金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル1個を獲得している髙木美帆(日本体育大学職員)は6月16日、東京都内で記者会見を開いた。髙木は現役続行の意志を明言。今後はナショナルチーム(NT)を離れ、昨季までNTヘッドコーチを務めたヨハン・デビット氏(オランダ)に師事する新体制で臨むと発表した。

「引退会見みたいな雰囲気になってしまう」と記者たちの笑いを誘った髙木は「北京2022でやり切った感もあったが、4月から現役を続けるかを悩んだ結果、スケート以外でも多くの気付きを与えてくれたヨハンと一緒に滑りたいと思った」と今回の結論に至った経緯を説明する。記者会見にはデビット氏もオンラインで出席。「長期的には世界で一番強いチームを作りたい」と、将来の展望を示した。

ミラノ・コルティナ2026出場を目指すかという記者からの質問に対しては「ミラノよりも速く滑りたい気持ち、1年1年を積み上げていくことが大事」と明言はしなかった。また今後は日本だけでなく、オランダも練習拠点になるとしている。

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