【卓球】WTTコンテンダー・ザグレブ本戦3日目:混合ダブルス張本智和/早田ひなが優勝…他種目でも日本人が決勝へ

WTTコンテンダー・ザグレブ大会6日目(本戦3日目)では、混合ダブルス決勝が行われ、日本代表の張本智和/早田ひな組がストレート勝ちで頂点に立った。また、女子シングルスの伊藤美誠と平野美宇、女子ダブルスの伊藤美誠/早田ひなペア、男子ダブルスの宇田幸矢/戸上隼輔ペアが、それぞれ決勝進出を果たしている。

1 執筆者 オリンピックチャンネル編集部
全日本卓球/混合ダブルス優勝の張本、早田組
(時事通信)

2021年より新しく始まったITTF(国際卓球連盟)国際大会シリーズのWTT(World Table Tennis/ワールドテーブルテニス)コンテンダーが、クロアチア・ザグレブにて開催中で、現地時間6月18日に大会6日目を迎えた。この日は、混合ダブルスの決勝が行われ、張本智和/早田ひなのペアが、ホンコン・チャイナのチーム(WONG Chun Ting/DOO Hoi Kem)と対戦し、3−0のストレート勝ちを収め、チャンピオンに輝いた。

序盤からリードする張本/早田のふたりは、第2ゲームで5点連続奪取や点差を最大7点にまで広げるなど、相手チームを圧倒する。その勢いのまま迎えた最終第3ゲームでも相手に隙を与えず、ゲームカウント3−0(11−7、11−5、11−5)のストレート勝利で、WTTコンテンダー表彰台の中央に立った。

女子シングルスでは、準々決勝と準決勝が行われ、Tokyo 2020で3個のメダルを獲得した伊藤美誠と、同じく女子団体で銀メダル獲得に貢献した平野美宇がそれぞれ登場。伊藤は、準々決勝でチャイニーズ・タイペイの選手を倒し(3−1)、準決勝ではドイツの選手にストレート勝ち(4−0)して、決勝進出を決めた。また、平野は準々決勝で卓球王国の中華人民共和国(中国)の選手から連続3ゲームを奪っての勝利(3−1)。つづく準決勝では、ドイツの選手から2ゲーム奪われ、同点に追いつかれる難しい展開ではあったが、最終的にゲームカウント4−2で封じ込め、決勝進出を果たした。これにより、同大会の女子シングルス決勝では、伊藤と平野の日本人対決が実現することとなった。

また、女子ダブルスでは準決勝が行われ、伊藤美誠/早田ひなのペアが中国ペアと対戦し、3−1で勝利して決勝進出を決めている。さらに、男子ダブルスの準決勝では、宇田幸矢/戸上隼輔と篠塚大登/及川瑞基の2組が登場。宇田/戸上ペアは、フランス代表と対戦し、3−0のストレート勝ちで決勝進出を果たした。一方、篠塚/及川は大韓民国のペアと対戦、第3ゲームで1ゲームを奪ったものの追い上げることができず、最終的に3−1に終わり、準決勝敗退となった。

WTTコンテンダー ザグレブ(公式HP)

大会最終日となる19日には、以下の通り日本人選手が出場する決勝カードが予定されている。特に、女子シングルス決勝の、伊藤と平野の日本人同士による頂上決戦は見逃せない。

  • 女子ダブルス決勝:伊藤美誠/早田ひな(11:00)
  • 男子ダブルス決勝:宇田幸矢/戸上隼輔(11:40)
  • 女子シングルス決勝:伊藤美誠 vs 平野美宇(16:00)

※かっこ内は、現地時間の競技開始時刻(日本との時差は、+7時間)

■WTTコンテンダー・ザグレブ2022の日程・放送予定

  • 6月13日(月):予選
  • 6月14日(火):予選
  • 6月15日(水):予選
  • 6月16日(木):本戦
  • 6月17日(金):本戦
  • 6月18日(土):本戦(混合ダブルス決勝)
  • 6月19日(日):本戦(シングルス・ダブルス決勝)

【放送予定】

ネット:YouTube・テレビ東京 卓球チャンネル(予選を除く)

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