チュニジア・チュニスで現地時間8月1日に開幕したWTTコンテンダーは5日、大会5日目を迎えた。WTT(World Table Tennis/ワールド・テーブル・テニス)は2021年に新設されたITTF(国際卓球連盟)国際大会シリーズで、コンテンダーはグランドスマッシュ、 カップファイナル、チャンピオン、スターコンテンダーに続く5番目の格付けとなっている。
■張本兄妹ペアが混合優勝
混合ダブルスは決勝が行われ、張本智和(IMG)/張本美和(木下アカデミー)の兄妹ペアと、フェン・イーシン/チェン・ズーユ(チャイニーズ・タイペイ)ペアが対戦した。
張本ペアは第1ゲームを8-11で先取されるも、第2ゲームを11-8で取り返す。しかし接戦となった第3ゲームは9-11で落として追い込まれる。第4ゲームは10-10から2ポイント連取して逆王手。最終第5ゲームは6連続ポイントで突き放し、11-6。張本ペアが逆転で優勝を果たした。
■シングルス準々決勝・準決勝
女子シングルス準々決勝では、世界ランキング66位の張本美と同48位の長﨑美柚(木下グループ)が白星
。一方、同9位の石川佳純(全農)は同32位のチェンに黒星を喫する。準決勝では、チェンと張本美が対戦。張本美が4-1で勝利を収め、混合ダブルスに続く決勝進出を決めた。
長﨑は、2回戦で平野美宇を破った同47位のチャン・ルイ(中華人民共和国)と対戦。1-4で決勝進出はならなかった。
男子シングルスの日本勢は2回戦までに敗退。6日の決勝は、2回戦で張本智を破ったアレクシス・ルブラン(フランス)と、ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が対戦する。
■男女ダブルス準決勝
男子では、木造勇人/張本智ペアは大韓民国ペアに3-2で勝利。決勝で中国ペアと対戦する。女子は張本美/長﨑ペアと笹尾明日香/森さくら(日本生命)ペアが、それぞれ中国ペアと対戦。張本美/長﨑ペアは2-3、笹尾/森ペアは1-3で敗れ、ともにベスト4敗退となった。
【放送予定】
ネット:テレビ東京 卓球チャンネル(ライブ配信)
大会公式HP:WTT Contender Tunis 2022
日本代表(自主参加)
男子(7名)
- 張本智和(IMG)WR8
- 宇田幸矢(明治大学)WR26
- 丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)WR62
- 木造勇人(個人)WR68
- 及川瑞基(木下グループ)WR106
- 田中佑汰(愛知工業大学)WR111
- 吉村和弘(TRAIL)WR113
女子(6名)
- 石川佳純(全農)WR9
- 平野美宇(木下グループ)WR17
- 長﨑美柚(木下グループ)WR49
- 張本美和(木下アカデミー)WR66
- 笹尾明日香(日本生命)WR77
- 森さくら(日本生命)WR81
※ WR(=世界ランキング)は、2022年第29週時点のもの