チュニジア・チュニスで現地時間8月1日に開幕したWTTコンテンダーには、日本から張本智和(IMG)や石川佳純(全農)らが参加。WTT(World Table Tennis/ワールド・テーブル・テニス)は2021年に新設されたITTF(国際卓球連盟)国際大会シリーズで、コンテンダーはグランドスマッシュ、 カップファイナル、チャンピオン、スターコンテンダーに続く5番目の格付けとなっている。大会4日目となる4日は、シングルスのラウンド16、ダブルスの準々決勝、混合ダブルスの準決勝が行われた。
■男子シングルス2回戦
男子シングルス決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)には、8月2日付(第31週)世界ランキング4位の張本智と、同63位の丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)が進出。19歳の張本智は、フランスの新星・18歳のアレクシス・ルブラン(同37位)と対戦する。試合はルブランが主導権を握る展開となり、11-5、11-9、11-7で張本にストレート勝ちを収めた。
丹羽は同12位のリン・ガオユエン(中華人民共和国)と対戦。第2ゲームで一時リードを奪った以外は圧倒され、4-11、6-11、1-11のストレート負けを喫した。
■女子シングルス2回戦
女子シングルス決勝トーナメント2回戦(ラウンド16)には、世界ランキング9位の石川、同18位の平野美宇、同48位の長﨑美柚(ともに木下グループ)、同66位の張本美和(木下アカデミー)が進出。
石川は16歳のキム・ナヨン(大韓民国/同103位)に3-0で勝利を収めた。長﨑は同106位のユアン・ワン(ドイツ)と接戦。3-2で準々決勝進出を決めた。張本美は同65位のリ・ジオン(韓国)をストレートで下している。平野は同47位のチャン・ルイ(中国)に苦戦。2-3で黒星となった。
■ダブルス準々決勝・混合準決勝
男子ダブルス準々決勝では、木造勇人/張本智ペアがベルギー組に3-1で勝利。木造/張本智ペアは準決勝で韓国ペアと対戦する。
女子ダブルス準々決勝では、張本美/長﨑ペアが韓国ペアに、笹尾明日香/森さくら(日本生命)ペアが中国ペアに勝利。両ペアとも準決勝では中国ペアと対戦する。
混合ダブルス準々決勝では、張本美/張本智ペアが中国ペアに勝利。同日行われた準決勝もブラジル組を3-1で下した。決勝ではチャイニーズ・タイペイ組と対戦する。
【放送予定】
ネット:テレビ東京 卓球チャンネル(ライブ配信)
大会公式HP:WTT Contender Tunis 2022
日本代表(自主参加)
男子(7名)
- 張本智和(IMG)WR8
- 宇田幸矢(明治大学)WR26
- 丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)WR62
- 木造勇人(個人)WR68
- 及川瑞基(木下グループ)WR106
- 田中佑汰(愛知工業大学)WR111
- 吉村和弘(TRAIL)WR113
女子(6名)
- 石川佳純(全農)WR9
- 平野美宇(木下グループ)WR17
- 長﨑美柚(木下グループ)WR49
- 張本美和(木下アカデミー)WR66
- 笹尾明日香(日本生命)WR77
- 森さくら(日本生命)WR81
※ WR(=世界ランキング)は、2022年第29週時点のもの