チュニジアの首都・チュニスで開催された国際卓球連盟(ITTF)主催の「ITTF世界ユース選手権」は、現地時間12月11日に大会最終日となる、8日目を迎えた。この日は、各年齢カテゴリー(U19・U15)の男女シングルス準決勝と決勝が行われた。
■日本人対決が実現
U19女子シングルス準決勝では、前日(10日)の女子ダブルスでペアを組んで、堂々の優勝を飾った木原美悠と張本美和が、それぞれ準決勝で中華人民共和国代表選手と戦った。木原は4−1で、張本は4−3で勝利を収めて決勝へと進出し、ユースの世界選手権という舞台のファイナルで、日本人対決が実現することとなった。
その決勝では、まず第1セットを11−7で木原が奪うと、続く第2セットでは張本が4−11で奪い返す。両者互角の攻防戦となりそうな展開だったが、第3セットからは木原が勢いに乗って、連続でゲームを奪取し、張本を圧倒する。最終的に、ゲームカウント4−1(11−7、4−11、11−7、11−9、11−8)で、木原が張本をおさえ、優勝を決めた。この結果、木原は今大会でダブルスとシングルスで2冠達成という快挙を成し遂げた。
■U15男子、吉山が銀
U15カテゴリーの男子シングルス準決勝には、吉山和希と谷本拓海の2名が出場した。吉山はカザフスタンの選手と対戦し、4−1で破って決勝へと駒を進める。一方、谷本は、開幕まで2年を切ったパリ2024のホスト国であるフランス代表の選手(Flavien COTON)と対戦し、フルセットの末3−4で敗れ、決勝進出とはならず、3位となった。
その決勝で、吉山は谷本を破ったフランス代表選手と顔を合わせる。前半、吉山が第1と第3セットを奪ってリードする場面もあったのだが、第4セット以降は相手プレーヤーが主導権を握り、ゲームの連取を許してしまう。最終的に2−4(12−10、11−13、11−8、5−11、6−11、9−11)で吉山は敗れ、準優勝となった。
このほか、U15女子シングルス準決勝に出場した面手凛と小塩悠菜の2名は、それぞれ中国代表選手との試合に敗れ、3位銅メダルを獲得している。
■日程・放送予定
【日程】
- 12月4日〜6日 団体戦
- 12月6日〜11日 シングルス・ダブルス
【放送予定】
※2022年12月5日時点の情報
ITTF大会HP(結果・トーナメント表など)