福岡で開催中の世界水泳では、ホーム代表の日本代表が活躍し、メダルラッシュが止まらない!
大会4日目となった7月17日には、開幕まで1年に迫るパリ2024のアーティスティックスイミング(AS)のチーム戦で新種目として採用が決まっているアクロバティックルーティン(AR)の決勝が行われた。
◾️日本、新種目で銅メダル!
近年のASでは、8名で構成されるチーム種目においても、2名1組で競技するデュエット種目においても、他のスポーツからインスピレーションを受けた、よりアクロバティックな演技構成が増加傾向にあった。そのトレンドに合わせて、このARはアクロバットなパフォーマンスに特化した新種目であり、技の難易度や芸術性で争われ、この福岡2023から世界水泳選手権で初めて公式種目として実施されることとなった。また、福岡2023同様、このARがオリンピックで初実施となるパリ2024のASチーム種目では、最大2名まで男子選手を含めることが承認されており、次回夏のオリンピックでは男子のアスリートがチームメンバーに加わることで、よりダイナミックかつアクロバテイックな演技を見ることができるかもしれないのだ。
15日に行われたAR予選には19チームが出場し、上位12チームが決勝に進出できるという競技フォーマットで行われ、日本はスコア224.5167をマークして予選4位通過で、この日の決勝に臨んだ。
この新種目となるARには、Tokyo2020チーム戦で日本代表を務めた吉田萌と栁澤明希をはじめ、前日(16日)のミックスデュエット・テクニカルルーティンで金メダルに輝いた佐藤友香/佐藤陽太郎の姉弟などを含む計8名が出場し、水中から高いエアで繰り広げられるジャンプや、躍動感いっぱいの一糸乱れぬ演技を披露し、ホームの観客席からは大きな拍手と歓声が湧いた。
最終的にTEAM JAPANは、決勝で220.5867を記録して3位となり、この種目で銅メダルを獲得した。なお、優勝は中華人民共和国(238.0033)、2位はアメリカ合衆国(232.4033)だった。
世界水泳2023福岡のASチーム戦はフリールーティンを残すのみで、20日に予選、21日に決勝が行われる。
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