大きな盛り上がりを見せる世界水泳2023福岡は、7月16日に大会3日目を迎え、アーティスティックスイミング(AS)では、金メダルを獲得した佐藤友花/陽太郎が出場のミックス(混合)デュエット・テクニカルルーティン(TR)決勝ののち、夜には女子選手2名でペアを組むデュエットTRの決勝が行われた。
安永/比嘉、ぎりぎり予選通過から世界一へ!
大会の初日(14日)に行われたデュエットTRの予選には、日本代表の安永真白/比嘉もえを含む合計38組が出場し、上位12組が決勝へ進出できる競技フォーマットで行われた。
その予選で安永/比嘉は、スコア215.2700を記録し、決勝ラインぎりぎりの12位となって、この日の決勝進出を決めていた。
その決勝でTokyo2020の日本代表として4位入賞に貢献している安永と、今年から高校へ進学したばかりの比嘉は、阿吽の呼吸で息の合った演技やアクロバティックなパフォーマンスを成功させ、予選のスコアを大きく上回る273.9500を叩き出す。予選上位だった他チームも、日本代表の得点を上回ることができず、最終的に2位以下と10点以上の差をつけて、安永/比嘉がホームの観衆の前で劇的な逆転優勝を飾った。
この種目で、日本勢が世界選手権の金メダルを獲得するのは、前回の福岡での世界水泳となる2001年以来のことで、実に22年ぶりの快挙となった。また、15歳の比嘉はAS日本代表としては、史上最年少金メダリストとなった。
チーム種目の代表メンバーでもある安永/比嘉は、18日に予定されているASデュエットのフリールーティン予選に出場する予定だ。
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14日 - 30日 7月
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