日本陸上競技連盟(JAAF)は5月20日、オレゴン2022世界陸上競技選手権大会(7月15日開幕、アメリカ合衆国)男子35キロ競歩日本代表の鈴木雄介(富士通)が、コンディション不良のため出場を辞退したと発表した。鈴木の出場資格は、世界陸上ドーハ2019男子50キロ競歩優勝によるワイルドカード(各国に割り当てられた1カ国3名までとは別枠)のため、今回の辞退による日本代表の追加はない。
鈴木は所属の富士通を通じ、コメントを発表している。
「この度、オレゴン2022世界選手権男子35km競歩代表を辞退することといたしました。昨年の東京2020オリンピックに続いての辞退となり、日頃からご支援・ご声援いただいている皆さまのご期待に添うことができず申し訳ない気持ちです」
「昨年の辞退以降、今回の世界選手権に向けて回復に努めてまいりましたが、どうしても復調に至らず、今回もやむなく決断いたしました」
「まだ競技の第一線から退くことは考えておらず、今後も、まずは大会に出場することを目標に、一歩ずつ進んでいきたいと思います。ご支援・ご声援よろしくお願いいたします」
世界陸上オレゴン2022の競歩日本代表は以下の通り。
■男子20キロ
- 山西 利和(愛知製鋼)ワイルドカード
- 高橋 英輝(富士通)
- 池田 向希(旭化成)
- 住所 大翔(順天堂大学)
■男子35キロ
- 川野 将虎(旭化成)
- 松永 大介(富士通)
- 野田 明宏(自衛隊体育学校)
■女子20キロ
- 藤井 菜々子(エディオン)
- 岡田 久美子(富士通)
■女子35キロ
- 園田 世玲奈(NTN)
女子20キロ、女子35キロについては2022年6月下旬のワールドアスレチックス(WA)による出場有資格者発表後、追加で日本代表が決定される可能性がある。