FIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップカタール2022は、日本時間12月14日から15日にかけ準決勝2試合を行う。ここではベスト4進出を決めたクロアチア代表の最新FIFA世界ランキングと、今大会のこれまでの歩みを紹介する。
■最新のFIFA世界ランキング
12位 クロアチア代表
※2022年10月6日付
■今大会のクロアチア代表
前回ワールドカップ準優勝のクロアチアが、ふたたび決勝のステージに立つ夢を叶えようとしている。そして、今回はそれだけではない。優勝チームだけが掲げることのできる、黄金色に輝く「ジュール・リメ・トロフィー」を手中に収め、ホームへ持ち帰ることだ。
キャプテン、ルカ・モドリッチ擁するクロアチア代表の特徴は、なんといっても最後まで諦めない研ぎ澄まされた集中力とその粘り強さだ。決勝トーナメントのラウンド16で、日本代表が経験した通り、クロアチアは先制ゴールを日本に献上しながらも、気持ちを切り替え、ゴールを奪い返し、同点に並ぶ。そして、延長戦でも攻守を緩めず、PK戦にまで持ち込む。そのPK戦では、クロアチアの守護神、GKリバコビッチの冷静かつ多くの経験に基づく洗練された予見能力で好セーブを連発し、日本の高い壁となったことは記憶に新しい。
そして、同じようなシナリオが、準々決勝の強豪・ブラジル代表との試合でも起こった。両チーム得点をあげられないまま迎えた延長の前半アディショナルタイムで、ブラジルのエース、ネイマールがゲームを動かし、クロアチアは先制点を奪われてしまうものの、延長後半12分には、途中出場のペトコビッチが決めたシュートが枠をとらえ、試合終了の瀬戸際で1−1の同点に追いつき、ふたたびPK戦で勝敗を決めることとなった。リバコビッチの壁は、優勝最多回数を誇るブラジルの攻撃陣も阻み、最終キッカーを待たずして、連続4ゴールを決めたクロアチアに軍配があがった。
4年越しの夢とリベンジの決勝ステージまで、あと1戦。クロアチアは準決勝で、アルゼンチンと対戦する。クロアチアとアルゼンチンによる準決勝は、日本時間12月14日04:00にキックオフされる。
■今大会のクロアチア対戦成績
- グループステージ第1節 △ 0−0 モロッコ
- グループステージ第2節 ○ 4−1 カナダ
- グループステージ第3節 △ 0−0 ベルギー
- 決勝トーナメントラウンド16 ○1−1(PK 3−1)日本
- 決勝トーナメント準々決勝 ○ 1−1(PK4−2)ブラジル