草木ひなのが10位で予選通過! スケートボード・パーク世界選手権UAE 女子オープン予選

パリ 2024

2月5日に始まったスケートボード・パーク世界選手権は、3日間の練習を経て2月8日に女子オープン予選から戦いが幕を開けた。日本からは女子オープン予選に6選手が出場。日本選手権2連覇中の草木ひなのが日本勢トップで準々決勝に駒を進めた。

1 執筆者 Chiaki Nishimura
Arisa Trew of Australia competes during the Women's Park qualifiers of the Sharjah Skateboarding Street and Park World Championships 2023
(2023 Getty Images)

スケートボード・ストリート世界選手権に続いて、アラブ首長国連邦シャルジャで始まったパーク選手権は2月8日、女子オープン予選が行われ、オーストラリア出身の12歳アリサ・トルー=写真=が首位で準々決勝進出を決めた。

日本勢は14歳の草木が15位、中村貴咲(22)が17位、 小川希花(きはな/21)が21位、手塚まみ(20)が24位で10日に行われる準々決勝に進出した。菅原芽依、菅原琉衣はそれぞれ32位、41位で予選敗退となった。

パリ2024オリンピックの予選大会をかねて行われているパークの世界選手権の大会4日目の8日。気温が29℃に達する中、9歳から30歳まで61人の女子パークスケーターが5グループ分かれて予選を行った。

日本勢はまず予選1組目に、日本選手権2連覇中で世界選手権初出場の草木ひなのが登場。1本目の最後の技「サランラップ」で転倒したものの得点は69.32点で全体の15位で予選を通過した。

その後、最終組に登場した中村、小川、手塚はそれぞれ1本目で苦戦した様子が見られたが2本目で得点を伸ばして順当に準々決勝進出を決めた。

予選後、草木は「日本の大会と変わらず滑れたのかなと思います」とコメント。

「グラインド系の技が少ないというのと、ルーティーンの構成が今回いまいちだった。直接だと何回も滑れないので、そこにあった技やルーティーンの出し方をこれから覚えていければいいなと思います」とし、「いろんな人の滑りをみて、自分の足りないところを探して、これからにつなげていきたいと思います」と語った。

10日に行われる準々決勝からは、オリンピック金メダリストの四十住さくらと銀メダリストの開心那などが戦いに加わる。

また明日9日には男子オープン予選が予定され、平野歩夢らが登場する。

スケートボード・パーク世界選手権の結果

2023年2月8日 女子オープン予選の結果

[準々決勝進出の28選手]

  1. アリサ・トルー(オーストラリア)79.83
  2. ミナ・ステス(アメリカ合衆国)78.85
  3. ナイア・ラソ(スペイン)77.66
  4. ルビー・リリー(アメリカ合衆国)77.33
  5. ルビー・トルー(オーストラリア)77.00
  6. インジアラ・アスプ (ブラジル)76.86
  7. ナナ・タブレ(フランス)75.23
  8. リリ・シュテファジウス(ドイツ)75.03
  9. リリアン・エリクソン(アメリカ合衆国)74.66
  10. ブライス・ウェットスタイン(アメリカ合衆国)72.88
  11. ローラ・タンブリング(英国)72.83
  12. ジョーダン・サンタナ(アメリカ合衆国)72.33
  13. ライカ・オリヴェイラ(ブラジル)72.20
  14. グレース・マーホファー(アメリカ合衆国)70.55
  15. 草木ひなの(日本)69.73
  16. ジョーディン・バラット(アメリカ合衆国)68.82
  17. 中村貴咲(日本)68.13
  18. カーリン・マキビン(アメリカ合衆国)67.31
  19. ドーラ・ペレイラ(ブラジル)65.90
  20. エミリー・アレクサンドル(フランス)65.33
  21. 小川希花(日本)63.96
  22. フリア・ベネデッティ(スペイン)63.80
  23. ファイ・イーバート(カナダ)62.36
  24. 手塚まみ(日本)58.00
  25. ヴィクトリア・バッシ(ブラジル)57.23
  26. チョ・ハンジュ(大韓民国)56.40
  27. イサドラ・パチェコ(ブラジル)52.96
  28. ハーロー・ジョンゼイ(アメリカ合衆国)49.00
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